七戸町の
倉岡 綾子 (くらおか あやこ) さん 「料理は、作ってくれた人を思いながら大切にいただく。」
家政学部を卒業し栄養士の資格を取得。現在は介護の仕事の傍ら、グリーン・ツーリズムの実践を目指す地域の有志たちで創られた「七戸町かだれ田舎体験協議会」の会員として、食文化体験の指導をしている。また食生活改善推進員として食育の推進、健康づくりにも取り組んでいる。
旬の食材を使った田舎体験料理
素朴な農家の味を楽しく味わう
倉岡さんが提案する食命人メニューは、「かだれ御膳」と名付けられた田舎体験料理です。
この料理の特徴は、農家さんと一緒に農産物を収穫し、その食材を使って自分たちで調理するところ。
その時採れる旬の食材を使って作ることで、季節ごとに違った味を楽しむことができます。
この日の「かだれ御膳」は長いもづくし。冬の間、土の中でじっくり寝かせた長いものコクと風味を生かした料理です。
きのこのあんかけハンバーグは、長いもを粗くつぶしてつなぎにしたことで長いも本来のシャキシャキ感を残しながら、ふわっとした食感に。そして農家自家製の昔味噌でしっかりと味付けされた上に、きのこの和風あんをかけることでコクのあるまろやかな味わいに仕上がっています。
汁物は、ごぼうやにんじん、山で採れたきのこなど地場の野菜が入ったすいとん汁。
化学調味料は使わず鶏ガラのみでだしをとったスープは、野菜本来のうま味がにじみ出たやさしい味。
長いもを練り込んだすいとんの自然な甘さを引き立てています。
歯ごたえの残る野菜ともちもちとした弾力あるすいとん。何度も噛んで食べるごとに、うま味と満腹感を感じることができる一杯です。
彩りを添える小鉢にも、採れたての農産物がバランスよく盛り込まれています。
「普段、野菜を食べない子も自分で収穫し調理することで喜びを感じ、おかわりと言って食べてくれるんです。この体験プログラムを開催することで、食を通して健康につながっていることを実感でき、提供している自分としてもうれしいです。」と、倉岡さんは話します。
農家さんと収穫のよろこびを分かち合える貴重な体験から生まれる「かだれ御膳」。
囲炉裏を囲み、地域のおじちゃん、おばちゃんと会話を楽しみながら味わいたいメニューです。
倉岡 綾子さん
高血圧を気にしている方へ。
醤油の量を減らす工夫をしてみてください。酢を1:1で加えた合わせ調味料がおすすめです。唐辛子や生姜、ゆずなどでアクセントをつけるのもいいですよ。
いなか体験民泊施設
かだれ天間林
0176-68-2116(七戸町かだれ田舎体験協議会事務局)
青森県上北郡七戸町字花松林ノ根35-1
営業時間: |
8:30~21:00 |
定 休 日: |
年末年始 |
U R L: | |
備 考: |
「かだれ御膳」は七戸町かだれ田舎体験協議会が実施している食文化体験プログラムの一つ。季節ごとの田舎の良さを体験できる多彩なプログラムに県内はもとより県外からも多くの学生や家族連れが体験に訪れます。 |
あおもり食命人家族を気づかう母親のように心を込めてつくる料理で元気なからだづくりを応援しています。