両親から受け継いだ「健康的でおいしい料理」を食べてもらいたいと、2011年10月に「カフェと手づくり小物 TuBo cafe」を開店する。県産米や地場の野菜、雑穀を取り入れ、季節や気温に合わせて味付けする料理を提供している。また、地域のお母さん方を対象に料理教室を開催し、健康を意識した料理作りの指導も行う。

心もおいしいお母さんのやさしい味

県産米や地場野菜、近隣の食材を使い、心と身体が喜ぶメニュー作りを心がけているという高森さん。
この日の「焼ぼし出汁が香る、おいらせ・三沢特産野菜がたっぷりの水餃子セット」も、素材の味を最大限に引き出した、やさしい味付けの手づくり料理です。

メインの水餃子は、焼き干し・昆布・しいたけからていねいにダシをとり、無添加の調味料や清酒を加え、味わい深いスープに仕上げられています。おいらせや三沢特産のごぼうに、にんじん、キャベツが入った具だくさん餃子との相性も抜群です。
おにぎりは、21種類の雑穀をブレンドして作られ、生姜の効いた甘めの自家製味噌が食欲をそそります。
付け合わせの小鉢2品と、三沢産野菜が入ったグラノーラもプラス。
栄養バランスも整ったこのメニューは、ビジネスマンやOLさんを中心に人気です。

「私の考えるおいしいとは、お母さんが丁寧にダシをとり作ってくれた料理」。
高森さんが提供する食命人メニューは、飽きることなく心にじんわりとしみいる愛情たっぷりの料理です。

髙森 むつみさん

栄養価を高めるために、野菜はゆっくりコトコト煮込んで食べてみてください。
寒い時期には、根菜類、例えばごぼうやにんじん、大根を先に鍋に入れ、沸騰後に地面の上にできる葉菜をのせ蓋をして煮込むと、甘みやおいしさがいっぱいにでてきます。塩分を控えることもでき身体も温めてくれます。