五所川原市の立佞武多(たちねぷた)
「勧善懲悪・閻魔大王(かんぜんちょうあく・えんまだいおう)」
が10月末、韓国に旅立ちます。ソウルで11/5-11/14に開催される
「2010 世界灯祭り(せかいともしびまつり)」(Seoul Lantern Festival)
に出展するためです。
イベント後も韓国で保管されるため、通常の約半分のサイズで製作されます。
実物大が収納できる場所は、おそらく立佞武多の館だけでしょうね。
一言に1/2サイズといっても10mはあります。
そして小さくなったことにより、手の細部など細かな作業も増えています。
製作の大変さは同じだそうです。
「立佞武多の館」3階にある製作所は、例年の9月は翌年の
ねぷた作りに取り掛かっているところですが、現在は韓国行きの
「勧善懲悪・閻魔大王」の製作が、スタッフ8名により着々と
進められています。陣頭指揮を執るのは福士裕朗(ふくしひろあき)さんです。
<製作の工程>
骨組を作っているのは、ねぷた師の齊藤忠大(さいとうただひろ)さん。
パーツごとに切り分けた紙を、1枚1枚丁寧に針金にのり付する作業です。
中に電球を灯すので、配電の作業
「2010 世界灯祭り」に来場した方には、ちょっとした
お楽しみも用意されています。金魚ねぷたの絵付けです。
「勧善懲悪・閻魔大王」の完成は10月4日予定です。
サイズは変わっても、ねぷたに魂を吹き込むことには変わりないぜ!
そんな気迫を、スタッフのみなさんから感じました。
今だけのライブ感を味わってみてはいかがでしょうか。
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