魅力No.665


名曲&珈琲ひまわり Part.1

飽きさせない、これがひまわり。 

 

弘前市内、土手町にたたずむソフトクリームの置物が目印のお店「名曲&珈琲ひまわり」。

今年で創業52年になるひまわりは、弘前市が認定する「趣のある建物」のひとつにも選ばれている程、歴史あるお店なのだ。

中に入ると目の前には階段。

お店は広く2階建ての吹き抜けになっている。

初めにこのお店を一言で表すならば、「シックでエレガントな空間」だろう。

その「エレガント」な要素を作っている第一のポイントは、ギャラリーネットワークの絵画。

店内が広いにも関わらず、壁一面に素敵な絵画が飾ってあるため、まるで美術館を鑑賞している気分になってしまう。

そして、お店をより一層「シック」に引き立てているのは、何といっても、このお店の名前にも入っているクラシックの名曲たち。ショパンやモーツァルト、ベートーベン、シューマンなど数多くの有名な作曲家たちの、素敵な名曲が店の中で美しく奏でられている。

一人で来ていてもけして飽きさせない、そんなお店、ここひまわりは、お客さんへのサービスが伝わってくる、居心地の良い場所である。

愛されてきた秘密は「丹精込めて」

またこのお店の売りは、外装、内装のサービスの良さだけではなく、52年変らず手間暇かけて作られるたくさんのメニューにもある。

昔からのお客さんに愛されてきた「グラタン」「ミートパイ」は、先代から受け継がれてきたレシピどおりに材料・作り方を変えることなく、出し続けてきている。

ケーキ

ケーキもすべて手作り。

フォークとナイフで食べる巨大エクレアも手作り。

この時期のお勧めは「マンゴーパフェ」「ソフト白玉あんみつ」「冷製パスタ」など。

また、メニューに加わってからまだ10年ほどの「ドリア」のスープも、5時間かけてじっくり煮込んで作っているという。

コーヒーは少し口に含むだけで味が広がるぐらいの濃厚さと品質高いコーヒー豆の香り、これぞ喫茶店で飲む本場のコーヒーではないかと思う。さらに、なんとシロップすらも手作りだという。このように、ひとつひとつのメニューが細部まで、丹精込めて作られているため時間は掛かるが、また、その時間が飽きないところが「ひまわり」の魅力ではないだろうか。

青森県弘前市大字坂本町2

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