飽きさせない、これがひまわり。
弘前市内、土手町にたたずむソフトクリームの置物が目印のお店「名曲&珈琲ひまわり」。
今年で創業52年になるひまわりは、弘前市が認定する「趣のある建物」のひとつにも選ばれている程、歴史あるお店なのだ。
中に入ると目の前には階段。
お店は広く2階建ての吹き抜けになっている。
初めにこのお店を一言で表すならば、「シックでエレガントな空間」だろう。
その「エレガント」な要素を作っている第一のポイントは、ギャラリーネットワークの絵画。
店内が広いにも関わらず、壁一面に素敵な絵画が飾ってあるため、まるで美術館を鑑賞している気分になってしまう。
そして、お店をより一層「シック」に引き立てているのは、何といっても、このお店の名前にも入っているクラシックの名曲たち。ショパンやモーツァルト、ベートーベン、シューマンなど数多くの有名な作曲家たちの、素敵な名曲が店の中で美しく奏でられている。
一人で来ていてもけして飽きさせない、そんなお店、ここひまわりは、お客さんへのサービスが伝わってくる、居心地の良い場所である。
愛されてきた秘密は「丹精込めて」
またこのお店の売りは、外装、内装のサービスの良さだけではなく、52年変らず手間暇かけて作られるたくさんのメニューにもある。
昔からのお客さんに愛されてきた「グラタン」「ミートパイ」は、先代から受け継がれてきたレシピどおりに材料・作り方を変えることなく、出し続けてきている。
ケーキもすべて手作り。
フォークとナイフで食べる巨大エクレアも手作り。
この時期のお勧めは「マンゴーパフェ」「ソフト白玉あんみつ」「冷製パスタ」など。
また、メニューに加わってからまだ10年ほどの「ドリア」のスープも、5時間かけてじっくり煮込んで作っているという。
コーヒーは少し口に含むだけで味が広がるぐらいの濃厚さと品質高いコーヒー豆の香り、これぞ喫茶店で飲む本場のコーヒーではないかと思う。さらに、なんとシロップすらも手作りだという。このように、ひとつひとつのメニューが細部まで、丹精込めて作られているため時間は掛かるが、また、その時間が飽きないところが「ひまわり」の魅力ではないだろうか。
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