2010年11月初旬、鶴田町のりんご農家 田沢 明裕さんに「いぼり・葉隠りんご」の収穫の模様を取材をさせていただけましたので、そちらをレポートいたします。
「いぼり・葉隠りんご」とは外見「ゴツゴツ」としていますが、蜜の入ったとても美味しいりんごです。
私、独自の例え方なら「りんご汁じゅっ、じゅわ~」と表現してしまう、果汁がとても豊富ななりんごです。
今回、収穫を取材させていただけたのは「サンふじ」です。
サンとは太陽のこと。袋をかけず、果実にお日さまの光をじっくり・たっぷり浴びさせています。
いわゆる、無袋(むたい)のりんごです。
秋、一気に色づかせて収穫する有袋(ゆうたい)のふじより、収穫時期が遅いので果実の成熟が進み、糖度が上がります。
「いぼり」のゴツゴツを確かめてみましょう
表面がゴツゴツしてお分かりいただけるでしょうか。
これが、夏と秋に十分すぎるほど栄養素を取り入れた果実の証拠です。
田沢さんの園地内になっている総てのりんごが、「いぼり」をだすわけではないので、外見に美味しさの証拠がでているこのりんごは貴重なりんごなんです。
採れたてを、切ってみましょう
割った先からりんごのお汁が、良い具合に出ていますね~♪蜜も入っています。
お口に入れると、食感は「しゃこしゃこ」としていて「りんご汁じゅっ、じゅわ~」と果汁が出てきます。そして「さわやか甘み」を感じることができます。
これが、田沢さんや「葉隠りんご」をお作りのみなさまが、旨味とコクのあるりんごと評する「いぼりりんご」です。
「葉隠りんご」に蜜を入れる工夫
糖度をあげて蜜入りりんごを作るためには、十分な量の葉も必要という田沢さんのお話がありました。
葉で作られる栄養分が、りんごに蓄積されるためです。
しかし、秋にはりんご全体を紅く色づかせるため、りんごを陽に当てる「葉取り」という作業をしなければなりません。
田沢さんは、十分な栄養素を与え続けて蜜入りりんごを作るため、作業日程が混みますが収穫約一ヶ月前までは「葉取り」作業し始めないとのことでした。
田沢さんのりんご園地作り
「葉隠りんご」や無袋のりんごを作るには、りんごの色づきをどうやって紅くするかも重要なことです。
色づきの悪いりんごでは、やはり消費者にも敬遠されます。
田沢さんの園地では、りんごに色が入りやすいように、枝の剪定・樹木作りから工夫をなさっていらっしゃいます。
剪定では、葉を沢山取らずともりんごが陽にあたるように枝を剪定していらっしゃるそうです。
また、樹木の成長状態をよく把握し、肥料や土壌の管理を細かくなさっていらっしゃいます。田沢さんは、りんごの樹が自然に健康で美味しいりんごを実らせることができるよう樹木と園地造りをしているとお話でした。
今年は、夏場に好天が続きりんごも順調に生育したそうで、非常においしい「いぼり・葉隠りんご」ができているそうです。
ご自分のりんごを食べていただくお客様の「おいしい」一言を糧に、この一年りんご作りに励んでいらっしゃた田沢 明裕さんでございました。
田沢 明裕さんのりんごは
(株)津軽シャングリラでお求めになれます。http://www5.ocn.ne.jp/~tugaru-s/
おいしい蜜入り「いぼり・葉隠りんご」ぜひ食べてみてください。
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