2010年12月4日~6日に イオンモール下田で開催されました、<七戸養護学校作品展>(←詳しくは、こちらをご覧ください)に出展されました、
生徒さんたちの素晴しい数々の作品の中でも、
個人的に大変感動した、一人の方の作品をご紹介いたします。
彼は、<瀬川 知 (せがわ とも)>君、
中学3年生の男の子です。
知君は、読書が大好き だそうです。
いつも、たいせつに片手に本を抱えて、登下校をしているそうで、
先生が、何を呼んでいるの?と聞くと、
しずかに スッと本を差し出して、見せてくれるのだそうです。
この作品では、聖書から抜粋したお話をまるで、
書き描くように、書き認めています。
特に、宗教観の拘りではなく、あくまでも、
知君の中で、本の内容を選択 しているそうです。
それでも、知君から、選択した本の内容について、聞かせて頂きますと、
人間の 真実の 核の部分 に迫る、
本当に 感銘を受けることばかりを お話して下さいました。
先入観なしに、これ程、説得力があり、感動し、理解し、納得出来、そして、
身につまされる想いになった<話し手の方>は、
今までに お会いすることは、出来ていませんでした。
個人的に 心の お師匠様 になってほしい程です。。。
作品の作成方法は、膨らました風船に、和紙を 丁寧に貼り付けていき、
その上に筆で、文章を 書き描いて いきます。
和紙の貼りの 模様も、ものすごく丁寧で、繊細で、
まるで 光を浴びた、宝石のように、私には観えてくるのです。。。
知君曰、途中まで描いたところで、
上下反対だったことに気付いたそうなのですが?!
今からだと、より大変になると想い、続けて、
そのままぐるりと描き続けたのだそうです!!
その結果、何とも言われぬ オリジナリティーが 生み出された訳なのですね・・・!!!
書き描かれた 内容について、ご興味のある方は、是非、
聖書の 『ソドムとゴモラ』 の項をお調べ下さい。。。
聖書は、入信した人だけしか 読んではいけない本ではない、ことも、
知君から 初めて 教えてもらいました。。。
本当に、イメージが湧きだしてくるような、色遣い、
地球の自転を表すかのように、
ゆっくりと反転させると、まったく違う作品になり、
また、青森を代表するねぶたの前面と裏面にも繋がるかのようなストーリー性のある、
なんとも、表裏一体となった、どちらにも物凄く強いメッセージが、
この直径30センチにも満たない、小さな作品から 迸る程に、漲っています。
知君の作品と共に、
皆さんの作品も、是非とも 全国の皆さんに、お伝えしたいです。。。
この作品展は、終わってしまいましたが、
<七戸養護学校>には、いつでも、沢山の作品が展示されていて、
まるで、美術館 のようです。
知君にも、他の児童・生徒さんにも、
もっともっと、感動を 芸術に 表現して頂いて、
更なる、素晴らしい作品を世に 送りだして頂きたいです。。。
そして今回、この素晴らしい機会を与えて下さった皆様に、
心から、感謝致します。有難うございました。
知君、最高のプレゼントを 本当に 有難うございました。大切にします。。。