写真は、弘前市の桝形交差点の、歩道橋近くにある「古町名標柱」です。
弘前市には、城下町特有の町名について、その由来を知ってもらう目的で、市内の41か所に「古町名標柱」が設置されています。
市民にとって、なじみの深いものですが…
設置してから長い年月が経っているので、場所によっては、雨や雪や排気ガス等で黒くなったり、文字が見えないほどボロボロになっていたりと、けっこう見苦しくなっていました。
今年の1月あたりから、その標柱のリニューアルが行われています(筆者は、市民体育館前=五十石町で、その現場を見ました)。
そして、新しく、キレイになった「桝形」の標柱が、上の写真です。
文字が見えにくいと思うので、原文を写し書きしてみます。
【桝形=ますがた】
城下町の道路は、敵の侵入を困難にするさまざまな工夫がされていましたが、見通しを防ぎ、直進できないように二重の角をつけた桝形もその一つです。ここは城下の南東の出入口の守りで、古くは富田町桝(升)形(=とみたまちますがた)と呼ばれていました。
町名の由来を知るということは、地元の魅力を知る、ということ。
弘前の「古町名標柱」。これこそ、地域の宝だと思います!
なお、この標柱についての詳細は、弘前市ホームページの、
市の概要>歴史>古都の町名 に載っております。
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