どうもgakutinn3でございます。
今回は、十和田市現代美術館で2年前から行っている盆踊りについて、特任館長である小林央子さんに取材してきました。
現在行われている企画展
「マイケル・リン ミングリングーふれあいー」
画像提供 十和田市現代美術館
毎年、春から夏にかけて行われる企画展のフィナーレにパフォーミングアート的な盆踊りで企画展を締めくくるイベントです。
今年のタイトルは「三本木小唄 Michael Night」
三本木小唄 1956年作
作詞・戸村ひろし 作曲・陸奥明 歌・菅原都々子
菅原都々子さんは「月がとっても青いから」を歌っていた方で、その方が歌っている音源をそのまま現在も使用しているため、とても懐かしさがある音源です。
現在の十和田市現代美術館がある場所で、昔は盛大に盆踊りを行っていたそうで、盆踊りに参加した子供たちは、お菓子やジャムパンなどを貰え、特任館長の小林さんも、小さい時に参加をしてジャムパンを貰った記憶が残っていたそうです。
しかし、時代の流れにより盆踊りというイベントがなくなってしまいました。
2008年に十和田市に現代美術館ができ、特任館長として十和田市に関わる機会が増える事になった小林さんは、昔に聞いた三本木小唄という素晴らしい歌が、聞く機会がなくなっている事に、是非、三本木小唄での盆踊りを現代美術館が率先して復活させたいと思い、開館2年目の8月に盆踊りを復活させたそうです。
今年で3回目となる三本木小唄ナイトは、運営に関わる方や、参加する方々がお互いに、楽しい物を創り上げようと、様々なアイディアなどが出たり、沢山の方々が一所懸命に準備をする事で、思い描いた物より素晴らしい物が生まれたり、楽しそうに参加している方々を見た事で、年々良いものになっていると感じるそうです。
参加人数も増え、今後は盆踊りだけではなく、郷土芸能や色々な踊りについてもっと力を入れて新しい展開をしていきたいそうです。
2010YAYOI NIGHTにて
前回のYAYOI NIGHTでは、草間彌生さんをイメージする「お帽子」(かつら)をつけての盆踊りで大変盛り上がったそうです。
今年の「三本木小唄マイケルナイト」は、先着200名の方にマイケル・リン展オリジナルうちわをプレゼントするそうです。
うちわの実物は拝見しませんでしたが、企画展と同様に、鮮やかな色彩のうちわだと思います。皆でうちわを持って踊れば、華やかな盆踊りになること間違いなしですね。
私は、現代美術館という新しいアートを展示する場所から、歴史のある文化などを復活させる活動をするのか?という質問をしました。
すると小林さんは、
「素晴らしい、楽しいに、古いも新しいも関係ない!!」
・・・感動しました。
特任館長の小林さんにはこれからも十和田市に新しい風をどんどん入れて欲しいです。
詳しくは
今回のマイケル・リン展のスマートフォンWEBアプリが十和田市現代美術館HPにございますので、スマートフォンをお持ちの方は是非、十和田市現代美術館にスマートフォンを使いながら来館してみて下さい。
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