魅力No.1848


復興祈願「青森四大夏祭り」②加賀美流騎馬打毬

≫前回、②弘前ねぷた「特別運行」からのつづき

運命の3.11「東日本大震災」
八戸市は、青森県内で津波被害が最も大きかった街です。

「日常に食い込んだ非日常」車道に巨大な船が横たわる(4/2撮影)

ウミネコの繁殖地として有名な蕪島前ではトイレ棟が陥没(4/2撮影)

大震災数日前の平成23年3月5日、東北新幹線E5系「はやぶさ」の一番列車で八戸を旅行し、ますます八戸が大好きになっていた私は、被害の凄まじさにショックを受けました。

八戸が好きと言いながら、まだ「八戸三社大祭(7/31~8/4)」を見たことがなかった「にわか八戸ファン」の私。「今年は行こうかな」という気持ちは、大震災を経て「今年は行く!」に変わりました。

私が行った8月2日は「中日」で山車運行は18時から。
この日は14時から「加賀美流騎馬打毬」が開催されるということで、まずは会場の「長者山新羅神社」に向かいました。八戸の中心街から徒歩圏内の場所です。

紅白4人ずつに分かれた騎馬武者が、チーム色の毬を毬門に投げ入れる競技で、毎年この日だけ開催されています。英国の「ポロ」と同じ起源を持つと言われており、全国では山形など数箇所でしか開催されていない珍しい行事です。

右側にあるのが毬門。ここに毬を投げ入れます。


毬門を狙って次々と毬を拾い上げる武者たち。時おり激しくぶつかり合うなど合戦さながらの迫力です。

「お~!」気合をこめて渾身の一投。

人と馬、命と魂が躍動する素晴らしい行事でした。

長者山新羅神社

(撮影した場所)

≫次回、③八戸三社大祭につづく

【更新情報】

2011/09/29
シリーズ③へのリンクを追加。

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