今回は、撮影を担当した私の編集後記ということで
初めて本格的な取材を経験した「自称カメラマン」の泳いだ目線から
少し振り返ってみたいと思います。
まだまだ稚拙ゆえ、不適切な表現が飛び出すかも知れませんが
(すでに何か飛び出していますが…)
しばし、おつき合いください。
[ ◎ ◎ ] 取材依頼 [ ◎ ◎ ]
(2011/12/5)
「日本映画界を代表する映画監督を取材できるチャンス!」
青森の魅力編集室から連絡をいただき、
「人物撮影が好き」な私は、何も考えず快諾。しかし…
「そもそも会話が苦手」
という自分の弱点を忘れていました。
後日、もう一人、インタビュー経験者の方が取材に加わると
連絡があり、密かにガッツポーズ(笑)
[ ◎ ◎ ] 取材前日 [ ◎ ◎ ]
(2011/12/10)
忘年会(笑)
初の本格取材を控えた緊張も手伝い、ついつい…
(写真はイメージです)
[ ◎ ◎ ] 取材当日 [ ◎ ◎ ]
(2011/12/11)
【打ち合わせ】
編集室のお二方、すきとおるさんと合流。
全員初対面でしたが、気さくな方ばかりで、まずは一安心。
矢口監督とお会いしたこともあり、矢口作品を全て観たという
この取材に適任過ぎる!すきとおるさん。
鮮やかな語り口と編集経験者ならではの綿密な事前準備に
ひたすら感心しました。
前日に飲んだくれ、しどろもどろの私とは大違いです(笑)
「この人となら大丈夫、安心して撮影に専念できる」
そう確信しました。
【取材・舞台挨拶】
映画祭会場の「スペースアストロ」へ
緊張していましたが「カメラマンの性」でファインダーを覗くと関係なくなります(笑)
他の取材に来ていた方や観客の邪魔にならないよう
会場内を歩き回りながら、懸命にシャッターを切りました。
【取材・矢口監督インタビュー】
近くのホテルに移動。
私の緊張はピークに達し、何を勘違いしたのか
狭い室内ではまるで使えない望遠レンズを出す始末(笑)
「監督の作品を全て観ました」
と挨拶するすきとおるさん。
(観たことないんですけど…)
内心思いながら挨拶する私。
インタビューが始まり、すきとおるさんからの指示
(矢口監督をメインに私は肩口が写るぐらいで)
を念頭に撮影を始めました。
舞台挨拶の時もそうでしたが
話している雰囲気を表現したかったので
アングルを変えながら口の動きやジェスチャーが大きくなる度に
シャッターを切っていました
インタビューが終わり、ようやく緊張がほぐれた私が
「ロボットのフィギュアを持った姿を撮らせてください」
とお願いして撮影を終えると
「えっと、誰だっけ、(さまぁ~ずの)大竹さんに似てる。」
と、まさかのお言葉!
大したリアクションも返せないまま、取材は終了しましたが
さすが矢口監督ならではの着眼点(笑)
最後に少しだけでもお話ができ、サインもいただけたので
とても嬉しかったです。
【反省会】
大仕事を終えた、今回の立役者・すきとおるさん
淡々とした語り口ながら、嬉しさがにじみ出ていました。
その傍らで半ば放心状態の私と
それを優しく見守りつつ歓談する編集室のお二人(笑)
編集室のお二人とすきとおるさんには、本当に助けられました。
すっかり打ち解け「今回の取材は4人でなければ達成できなかった」と
お互いを労い、再会を約束しました。
[ ◎ ◎ ] 写真選定 [ ◎ ◎ ]
(2011/12/14)
3部作で記事を作成することになったすきとおるさん。
私の仕事は、400枚ほど撮影した写真の選定です。
仕事で社報を担当している経験上
あらかじめ写真があった方が原稿を書きやすいだろう
と考え、選定は早めに行いました。
…とは言うものの、ブレたりボケたりした写真が大半で
さほど時間はかからなかったのですが(苦笑)
[ ◎ ◎ ] 記事公開! [ ◎ ◎ ]
(2011/12/22~2012/1/6)
ついに記事が公開されました!
いずれの記事も取材した時の様子がそのまま甦ってくるような内容で
綿密な仕事ぶりは、予想通りでした。
すきとおるさんは、記事の文章のままの真面目な方です。
自称写真家に過ぎない私の写真を
こういう形で使っていただけて、本当に光栄でした。
[ ◎ ◎ ] 大晦日に… [ ◎ ◎ ]
(2011/12/31)
大晦日恒例の「笑うとおしおきされる」テレビ番組に
ロボジー出演者と「ニュー潮風」フィギュアが登場!
(この写真は映画祭の時のものです)
思わず「テレビに遠い親戚が出てきて喜ぶオヤジ」状態に(笑)
今回の取材にかかわったことで
矢口監督作品が身近な存在になったんだなと実感し
勝手に自分を「チーム・ロボジー」の一員に位置づけして
穏やかな新年を迎えました。
[ ◎ ◎ ] ロボジー劇場公開! [ ◎ ◎ ]
(2012/1/14)
ワーナー・マイカル・シネマズ弘前で観てきました!
ネタバレとなりますので
詳細は割愛させていただきますが、私的な見所は
◆独居老人のアイデンティティに涙!◆
◆一升瓶のような巨大レンズのカメラは素人の女性に渡すべきではない◆
…あれは私に渡して欲しい。優先的に(笑)
◆濱野岳さんは若い頃の火野正平さんに似ている◆
登場人物の喜怒哀楽すべてが温かく
観終えた後、押しつけがましくない感動がありました。
「インタビュー前に時間を戻して、いま矢口監督にお会いしたい!」
と本気で思いました。
そして、さまぁ~ずの大竹さん風に(笑)こう言います
「他の作品はまだ観ていませんが、ロボジーは観ました」
ぜひ劇場でご覧ください!!
「ロボジーは独居ジジイのエレジーか」
乱筆乱文、失礼いたしました。次回は、編集室による編集後記です!