10月20・21日の2日間、弘前市上瓦ヶ町のスペースデネガで、次世代パフォーマー「DREAMER」の舞台公演『The Little Match Girl~13人の主人公』が行なわれました。
今回の舞台に先立ち、今年6月に「ひろさき芸術舞踊実行委員会」が発足しました。この委員会の代表は、弘前市でダンス教室を経営し、自らもダンサーとして活動する岩渕伸雄さんです。
公演を行なうために、出演者の子どもたちを募集。8月にオーディションが行なわれました。40人以上の応募者の中から最終的に13人が選ばれ、そこから「DREAMER」の1期生としての活動が始まりました。
公演までの約2か月間、13人の子どもたちは、厳しいレッスンを重ね、何度も練習し、
何度も汗を流し、何度も先生方に怒られながら、本番へと臨んだそうです。
では、舞台について紹介します。
(本記事中の写真は、10月21日の昼の部にて撮影したものです。)
『The Little Match Girl』は、誰もが一度は耳にした事がある、アンデルセンの童話「マッチ売りの少女」をベースにしたオリジナル・ストーリーです。
舞台といっても、セリフは一切ありません。ナレーション(語り)と、ダンスパフォーマンス(踊り)のみで、ストーリーを展開していきました。
演技は、顔の表情とカラダ全体のしぐさのみで表現。これは、セリフのある演劇よりも難しい表現方法です。
しかし子どもたちは、舞台の上で難なくそれらをやってのけました。
観客は皆、その演技に挑む子どもたちの真剣な表情に胸を打たれ、ダンスパフォーマンスのレベルの高さに圧倒されていました。
80分間ノンストップの舞台は、あっという間にエンディングへ…
DREAMERの全員が、舞台から客席に向けてご挨拶。
子どもたち ひとりひとりの顔が、輝いていました。
エンディングは、岩渕代表の御挨拶。
「お忙しい中、足をお運びいただきありがとうございます。この舞台のダンスは、すべて子どもたちだけで考えたものです。我々大人は、ほとんど振り付けはしておりません。」
「子どもたちは、きょう、この舞台のために一生懸命頑張ってきました!なので、大きな拍手をお願いします!」
満席の会場からは、割れんばかりの拍手が巻き起こりました。
出口では、DREAMERの全員がお客さんを笑顔でお見送り。
アットホームな雰囲気を感じました。
最後に、舞台をバックに写真を撮らせていただきました。
「DREAMER」13人全員集合! 子どもたちの表情が、活き活きとしていました。
「DREAMER」に関することは、是非、ホームページ↓をご覧ください。
「ひろさき芸術舞踊実行委員会」のホームページ
今後、同委員会では、来年以降も年1回の舞台公演を予定しているそうです。
少し時間は空いてしまいそうですが、次の展開にも期待したいと思います。
本当に質の高い、素晴らしい舞台でした!
今回、取材に応じてくださった関係各位に、この場を借りて感謝の意を表します。
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