「ひま」という名の「発見」を
今日は、天気も良く散歩日和。
そんなこんなで弘前の中央公園からの遊歩道のオブジェを紹介します。
遊歩道を歩いてみると4本の柱と黒い丸い玉が。
調べてみると意外な事実がわかりました。
テーマは、「白神」(津軽の箱)
白神山地には「津軽の箱」と呼ばれる、そこに逃げ込んだ動物たちをそれ以上追わないという聖域があると言われています。その神聖さを、白神山を表す石の箱の中に黒の円盤石で表したものだそうです。まさか弘前に白神山地をテーマにしたオブジェがあるとは思わず、ビックリ!
コンクリートの多い弘前と、緑豊かな大自然の白神山地。
一見ピンときませんがやはり同じ青森。
繋がっているのだと思いました。
感心しながら歩いていると今度は、なにやら穴の開いた突起物を発見。
しかも4つ程。なにかと思い調べてみると・・
オブジェのテーマは「ハーベスト」
石を「組む・積む」という形で、人々の「協力」や「歴史」を、また複数の石を配することで「家族」や「地域」の共生を表し、地面から徐々に上へのびる形により、町の成長や豊かな収穫を表したものだそうです。
緩やかなカーブを描くこの道に合わせ緩やかに空へと延びる形をイメージしたもので、流れのイメージから「水」、水の流れから「風」の流れへと視野を広げ、目線の移動とともに空へと。希望へと。
このオブジェには、自分のために。大切なひとのために。子供たちのために。
そんな温かい未来を感じさせるものがありました。
オブジェは「泉と女の子」と「ベンチと母親」
泉が湧き出る岩の上で無心に遊ぶ少女。
それをベンチから見守る母親。
この風景には、「安らぎ」と「ふれあい」。そんな意味がこめられているそうです。
見ていて懐かしいような……。
そんな気持ちにさせてくれるような気がしました。
遊歩道を歩いてみて
ここにある風景やオブジェから、新たな発見や感動が得られることに気付かされました。ここを歩いていると、「ひま」を感じるひますらありません。なのでこれからは、もっと「ひま」という時間を使って、「発見」という時間に変えていきたいなと思います。