魅力No.1921


お菓子のティンカーベル 奈良岡一男さん

秋晴れの空のもと、弘前マルシェを散策していると、ふと吉幾三の顔が目に入った。それはまさに、以前new_rockさんが紹介していた「ダックワーズNDA!」であった。

奈良岡一男さん

思わず店主に声をかけた。突然の質問にも快く引き受けてくれた彼の名は、奈良岡 一男(ならおか かずお)。弘前市清水で洋菓子屋を営んでいる。

お菓子のティンカーベル 外観

奈良岡さんは若い頃に東京でサラリーマンをしていたが、40歳を迎えるにあたって、独立したいという気持ちと、故郷の弘前に帰りたいという想いが芽生えたという。

独立して何をやるか思いを巡らす中、最も身近にあったものが、学生時代にアルバイトで経験したお菓子作りだった。一度決めたら行動は早い。東京でイチからお菓子作りを勉強しなおし、生まれ故郷の弘前に店をオープンさせた。

お菓子のティンカーベル 店内

奈良岡さんのこだわりは生クリームの配合にある。脂質の多いものと少ないものが独自のバランスでブレンドされ、絶妙な味を生み出している。さっぱりとしていながらもコクがあるこの生クリームは、お年寄りから子どもまで、幅広い層に食べてもらいたいという思いから開発された。

どら吉&ダックワーズNDA!

その生クリームを使って生まれたのが、洋風どら焼だった。古くから交友があった吉幾三さんに食べてもらったところ、とても気に入られ「どら吉」という名前をいただいたという。味はりんご、小倉、生チョコの3種類がある。続いて「ダックワーズNDA!」が生まれた。

奈良岡さんは更に新しいお菓子を開発中だ。また、今後の展開として「隠れ家的カフェ」と「お菓子のティンカーベル2号店」を計画している。

お菓子のティンカーベル

お菓子のティンカーベル
代表:奈良岡 一男
弘前市大清水3丁目1-18
0172-36-2310

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