*十和田湖・早朝カヌー
「当たり前」と思っていた地域の魅力
子供の頃、神戸に住む祖母、祖父と毎年のように十和田湖・奥入瀬渓流を歩いていた記憶がある。車で気軽に行く事が出来る、あって当たり前の存在だった。
高校に入ってスノーボードにはまり、大学ではサーフィンばかり出かけていた。
スノーボードではニュージーランドに、サーフィンではインドネシアやハワイに憧れ、「青森には何も無い」と思っていた。
憧れの地から見た青森
20代の頃、憧れていたインドネシア、ハワイに住み、多様な価値観や自分とは違った環境で生きる人の考え方に触れた。
現地の人や世界中を旅する人と話しをしていて、ハッとした事がある。みんな、自分の住む場所の楽しみ方や、今まで行ったことがある場所の魅力をイキイキと語っている。
「日本の、青森の、魅力ってなんだろう?」
地元の魅力をイキイキと語れる自分になりたいし、地域の人にもそうなってほしい。その考えは今の経営方針や生き方にまで影響を与えるようになった。
青森と遊ぶ
帰国後、パラグライダーで空の世界を楽しんでいるグループがいる事や、渓流釣りのスポットが無数にある事、サーフィンも波質が時期によってはハワイよりも優れる事など「青森ならではの魅力」に沢山ふれた。
映画に出てくるようなチューブライディングを楽しめるスポットも何個かある。
八甲田は冬のスノーボードだけではなく、夏は乗馬、秋はキノコ採り、春は山菜採りや春スキーなど四季を通してアクティビティーを楽しむ事が出来る。
アクティブな生き方が出来る場所
旅に出た時だけ、特別な遊びとしてアクティビティを楽しむのではなく、普段から採ったものを食べ、釣りや狩りを楽しみ、自然に感謝し、家族で自然と触れ合い、生活自体をアクティブに出来る場所。
単にアドレナリン系のスポーツではなく、アクティビティを通してライフスタイルまで感じる事が出来る青森。
「生活自体を旅のように楽しむ事が出来る場所」
また、旅人達と地域の魅力について語る機会があれば、自分の地元についてそう自慢しようと思います。
この地で、多様な生き方をする人と関わり、それぞれの目線から地域の魅力を発信する取り組みが出来れば嬉しいです。