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青森の魅力について語る人☓人魅力対談

対談002:
ノースビレッジ
ネイチャーガイド☓十和田乗馬倶楽部


青森の魅力をwebでどう伝えるか ~伝えられるもの・伝えられないもの~

十和田乗馬倶楽部

中野渡 利彦

馬のいる景観を守る十和田乗馬倶楽部会長。


ノースビレッジ

川村 祐一

シェフ、ガイド、時々のんきな社長。炭水化物愛好家。


ノースビレッジ

丹波 裕之

カモシカを飼いならすチーフガイド。


ノースビレッジ

河井 大輔

全国のブナ林を歩き回り奥入瀬に定住。


ノースビレッジ

太田 泰博

地元十和田湖畔生まれのミュージシャン。


株式会社Jサポート

浄法寺 朝生

地域の課題を考え教育とIT、人の力で改善を目指す。



浄法寺:ストレートに聞きます。青森の魅力とは?


河井:自然はどこの地域にもあるけど、その自然が「近い」事が魅力じゃないかな。アクセスが良い。
奥入瀬渓流も道路の隣はすぐ大自然だし、特に蔦温泉の裏にあるブナ林は世界屈指じゃないかな。しかも冬も含めて一年中楽しめる。


中野渡:やっぱり馬がいる景観が魅力。同じ田園風景でも馬がいれば「あれっ」ってなるよね。いま馬に乗ってきれいな杉並木をトレッキングするコースがあって、外国から来た方々は感動してくれるな。
真夏でも温度が全然違うし、陽を通しにくいから雰囲気がガラっと変わる。
馬と人が共に生活できる場所には、何か失われていない魅力があると思う。


川村:私はアウトドアが好きなだけで自然について音痴で、チューリップとかひまわりくらいしか知らないくらいだった。
でもノースビレッジを初めて、色々なガイドと知り合って、一緒に過ごして色々な話を聞いているうちに、この自然が本物だって分かってきて、どんどんすごさが分かってきて、濃い、厚い魅力があるなと最近思うようになった。
来ればすぐ「良いところだな」と分かるのだろうけども、ずっと住んでいても「すごいな」「ここもすごいな」っていう発見が次々にあって、作ったものではない魅力が感じられる。
それは今までずっと続いてきた奥行きのある深い自然が残されているからじゃないかな。

ここの森は、人を受け入れてくれる」という河井の発した言葉が好きで、そういう森なのだと思う。平安時代から人が入っている森で、人と長い間うまくやってきた自然。来て大丈夫だよって語りかけてくれるような。
これが魅力というのは一つじゃなくて、コケだったりシダだったりブナだったり。それが並んでいるだけだとダメだけど、それが長い歴史の中でうまく存在している事、そして景観となっている事じゃないかな。
私達の仕事は、ただ「すごいでしょ」って見せるだけではなくて、カヌーとかカメラとかをギアとして使って「体験」してもらう事、そしてそれを通して世界観を伝える事だと思っています。

その仕事を通して、良い人が集まってくることもここだから出来る事かな。


丹羽青森の魅力は住めばわかる
青森に移住してきたときは、色々調べて良いフィールドがあるなっていう程度だった。ここまで良い場所とは思っていなくて、冬に蔦周辺の森を歩いてみて感動した。


浄法寺:男性が多いので聞きますが、彼女とか可愛いと思っている女の子をとっておきの場所に連れていくとしたらどこに行って何しますか?
*私は一緒に馬のってその後十和田湖でカヌー乗りたいです。


川村間違いなくカヌー。カヌーに乗って、良いロケーションで告白したら・・・


太田:そしたら確実に「チン」しますね


ノースビレッジメンバー:爆笑

浄法寺:チンってなんですか?


丹波:カヌーが転覆すること。沈没のチンですね。


川村カヌーのあとはブナ林散策。馬ででもいいし。


丹波:私も森に連れて行きますね。少し寒いくらいの時に抱きしめますね。ゴールデンウィーク位に新緑とかをゆっくり歩く。


太田:僕はカヌーだな。載っただけで満足度が高い。あとは十和田湖の占場とか自篭。誰も行かないようなとこに行きます。占場も非日常だし、自篭は道が消えかかっていて面白い。


中野渡馬にのって一緒にブナ林散策だろうな。何回来ても景観が変わるし、馬で行くから疲れない。


浄法寺:みなさんやはり青森と遊んでいる感じがしますね。遊びが出来るって重要だと思います。見ている方も是非青森に出かけて自然と遊んで頂きたいです。ありがとうございました。