陰湿な印象を持つ方が多い苔のお話です。
「苔むす」という君が代の歌詞にも登場する言葉がありますが、苔むすの「むす」は、「生す」や「産す」と書かれます。
十和田湖では火山の噴火によってできた岩に苔が生し、枯れ、土になりまた苔生すということを繰り返し、長い年月をかけて様々な植物が育つ環境を作りあげたそうです。苔が自然を産んだと言ってもいいのではないでしょうか。
苔というのは遠目では同じように見えても近づくと違う種類だということが素人目にもわかりますし、種類によって様々な模様や生え方をしているのでとても面白いものです。
皆様も自然に触れる機会があった際には「苔」というものを意識してみて下さい。意外と日の当たる場所でも生息していますので、印象が変わると思います。
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