馬房掃除
今回は馬房掃除(ばぼうそうじ)名前の通り馬の部屋掃除はどんなものなのか皆さんにお教えしたいと思います。
わかりずらいですが馬は檻のようなドアで外に出ないようになっています。ちなみにこの厩舎には左に5頭、右に5頭、計10頭の馬がいます。
まず馬房を掃除する前に馬を外にだします。無口といわれる馬を引き連れる時に使う物をつけ外に出します。
外に出したら馬を遊ばせるために小さな庭のような馬場(ばば)というところ放牧にします。今回は運悪く雨が降っていたので放牧の写真は撮れませんでした。
そして、馬を停線場(ていせんじょう)という馬を逃げない繋ぐ所に繋いでおきます。
ここから掃除が始まります。ちなみに上の沢山ある黒い物体は馬のフンです。馬のフンの事をボロと言います。それ以外はもみ殻です。
スコップでボロを拾いボロを一輪車に乗せ捨てにいきます。
写真の右にボロを捨て、馬房のボロがなくなった左にある新しいもみ殻を運びます。
新しいもみ殻をまんべんなくひきつめたら馬房掃除終了です。
ボロだらけだった部屋がこんなに綺麗になりました。
馬房掃除が終わったら、今度は馬の手入れです。馬場で馬を放牧させていれば馬は寝転がったりします。そうすると砂がついてしまうので、ブラッシングをします。
この写真は裏彫りと言って蹄についている石や汚れを落とす作業です。
ブラッシングと裏掘りが終わったら馬を馬房に戻します。
最後に無口を外してすべて修了です。
みなさんどうでしたでしょうか?楽勝じゃんと思った人もいると思いますし、大変そうと思った人もいると思います。実際は結構大変です。しかし、馬だって部屋が汚ければ不機嫌になってしまいます。人間のように自分で部屋を掃除できればいいのですが、馬はそれができません。馬を知るために、馬を好きになるには知識だけでなく馬房掃除も大事な一環なのです。そこをみなさんにも知ってもらって、みなさんが馬を好きになってくれればありがたいです。
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