奥入瀬渓流
まず奥入瀬渓流を語る上で一人忘れてはならない人がいます。その人の名前は大町桂月(本名・大町芳衛1869年~1925年)。この人は近代日本の詩人・歌人・評論家だった人です。ちなみにこの桂月という人は高知出身なんですが、十和田湖・奥入瀬をこよなく愛し、蔦温泉に居住していたつわものです。ではなぜこの桂月という人に興味を持ったかというと、この人奥入瀬渓流の唄出してるんですよ。まだ誰も奥入瀬渓流って何?どこにあんの?って時代に!その歌がきっかけで奥入瀬の名が広まったとも言われています。その奥入瀬を唄った唄が「住まば日の本、遊ばば十和田、歩けや奥入瀬三里半」、「右ひだり桂もみじの影にして 滝を見る目のいとまなきかな」という唄です。十和田のあちこちに桂月の唄の石碑もあるほどです。 ちなみに十和田湖は昭和11年2月1日に国立公園に指定されましたが、桂月はこの指定にも尽力され、大正12年に起草した「十和田湖を中心に国立公園を設置する請願」の請願文は、政府関係方面に大きな反響をよび、指定の気運を大いに高めました。というぐらいスゴイ偉人なんです。奥入瀬渓流にも愛のある話あったんですよ。
綺麗な水に豊かな自然
桂月が愛した奥入瀬渓流。その心は今の僕たちにも受け継がれています。最近の観光客は本当にはば広い年代の人たちがきているんです!下は子供から若い世代、年配の方々に家族連れ。奥入瀬渓流を歩いていると、自然と県外から来た人たちや他の人たちと会話がはずみます。そうして人と人がつながる事ができ、なんだか嬉しい気持ちにもなったりします。子供さんも運がいいと見たこともない奥入瀬の仲間に会うことが出来るので、とてもテンションあがるの間違いなし!そんな奥入瀬渓流をこれからも大切にしていかないといけないですね。
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