akkyです、おはようございます。またはこんにちは。またはこんばんは。今回から連続三回にわたって、弘前市を拠点に活動するダンス&ボーカルユニット「りんご娘」(公式サイトはこちら)の皆さんへの、独占インタビューをお送りいたします!
りんご娘は、弘前市に本社を置く有限会社リンゴミュージックが主催する「弘前アクターズスクールプロジェクト」(略称:H.A.S.P.) にて2000年7月に結成されました。いわゆる「ご当地アイドル」としては、全国でも先駆け的な存在であります。ユニットメンバーの名前には、地元青森の活性化という願いをこめて、青森県が生産量全国No.1を誇るりんごの品種名が名付けられています。
何度かのメンバー入れ替えを経て、現在のメンバーは4名。今回はその中で3人のメンバーへのインタビューを、リンゴミュージックさんのご厚意のもと、とりおこなわせて頂きました。聞き手はワタクシakky、写真撮影はゆーみんでお送りいたします。
それではさっそく、いってみましょう!!
写真左 ジョナゴールド(以下ジョナ) 1992年2月4日生まれ。2003年4月、H.A.S.P.アーティストオーディションに合格。りんご娘第3期練習生として加入。2003年9月、ジョナゴールドとして正式メンバーデビュー。
写真中央 レットゴールド(以下レット) 1990年7月7日生まれ。2004年4月、H.A.S.P.アーティストオーディションに合格。りんご娘第5期練習生として加入。2004年7月、レットゴールドとして正式メンバーデビュー。
写真右 金星 1995年7月4日生まれ。2007年4月、H.A.S.P.アーティストオーディションに合格。りんご娘第6期練習生として加入。2010年4月、金星として正式メンバーデビュー。
りんご娘の手作りスイカ
レット すいません、今日はスケジュールの都合で、急に「とき」が来れなくなってしまいました。
―― いえいえ、お気になさらず。こちらこそ、お忙しい所、わざわざ時間を割いて頂いてすいません。りんご娘の皆さんは、今は4人がフルメンバーということですが、最近まで2人で活動されてたんですよね?
ジョナ そうなんです。その前のメンバーも合わせて5人の時もあったんですが、この5年間は、3期メンバーの私と5期メンバーのレットで活動してきました。
レット そして今年の4月から、新メンバーの2人が加わったんです。
―― 金星ちゃんとときちゃんは改めてオーディションを受けたんですか?
ジョナ もともと彼女たちは、りんご娘の姉妹ユニット「アルプスおとめ」という総勢9人のユニットのメンバーだったんです。それで、去年(2009年)の年末に行われたパワーライブというイベントで、アルプスおとめの中から新ユニットを選ぶ、という名目で、ステージ上でのオーディションを行ったんですが……。
レット 実はそれが、りんご娘新メンバーの、オーディションだったんですね(笑)。それで、審査員だった私たち2人が「今日選ばれた3人は、来年からりんご娘の新メンバーです!」と発表したんです。3人もお客さんも、最初はあっけにとられていたみたいでした(笑)。
―― 金星ちゃんは、やっぱりビックリしましたか?
金星 もう、何が何だかわからなかったんですけど、途中から嬉しくて泣いちゃいました。目標の第一歩だったので……。
―― なるほど、本当におめでとうございます! そして今年の春から、4人で活動中ということなんですね。最近では、青森県内の大きなイベントにりんご娘の姿を見ない日はないですもんね。
三人 そんな~、まだまだですよ(照)
レット そうだ、こちらのスイカ、よろしかったら召し上がって下さい。私たちが作ったんです。
―― え!? スイカを作っているんですか?
ジョナ 今年から、畑を借りて農作業をやっているんです。スイカや白菜、カボチャとかいろいろ作ってるんですよ。
レット 毎日交代で、一人ずつ畑の世話をしているんです。大変だけど、隣の畑のおばあちゃんと仲よくなったりして、すごく楽しいです。
―― それではさっそく、いただきます。
(一時インタビュー中断。新鮮な採れたてのスイカをいただく取材陣二人であった)
家族の反応~形は違えど、みんな応援している~
―― ごちそうさまでした、とても美味しかったです!……それではこれから、いろいろ質問させてください(笑)。まず、皆さんが「りんご娘」に入ったきっかけは何ですか?
レット 私は、子供のころからとにかく歌手になりたかったんです。それで、中学校一年の時に親が、新聞に「りんご娘」の次期メンバーを募集してるよ、と教えてくれて、応募してみたら受かっちゃったんです(笑)。それで中学2年から活動をはじめて、なんと8年が経ってしまいました。
―― すごいですね、青春時代が完全にりんご娘と重なってるんですね!
レット 気がついたらそうなってましたねー(笑)
ジョナ 私の場合は、子どものころからモーニング娘。の大ファンで、特に辻ちゃん加護ちゃんが大好きでした。それでよく、真似っこして人前で歌ったり踊ったりしてたんですよね。人前に出るのがとにかく好きだったんです。
それでやっぱり、家族から新聞で「りんご娘」募集の話を聞きまして、応募したという流れです。
金星 私もジョナと一緒で、目立つことが大好きでした。ミニモニの大ファンで、やっぱり真似して踊ったりしてて。それで、私も小5の時に親から「新聞で募集してるよ」と教えてもらいまして。
―― 新聞の影響力はすごいですねー。やっぱり東奥日報や陸奥新報ですか?
三人 そうです! 足を向けて寝られないですね(笑)
―― 金星ちゃんは、りんご娘の正式メンバーになるまで、辛かったことはありますか?
金星 練習生という立場から、アルプスおとめに入るまでは順調だったんですけど、それから4年間、ずっとそのままの状態が続いていました。4年という時間はH.A.S.P.の中でも最長の下積み記録なんです(笑)。家族からは、中学校卒業までに「りんご娘」になれなかったら、もうH.A.S.P.そのものをやめるように、って言われていました。
だから去年の暮れに正式メンバーに入れたのが、なおさらに嬉しくて。周りからも「無理だ」って思われてたみたいなんで(笑)。
―― すごい! まさに夢をかなえたんですね。サクセスストーリーだなあ。皆さんそれぞれ、りんご娘の一員となって、それまでの生活から変化があったと思いますが、周囲、家族や友人の反応はどうでしたか?
レット うちの家族はみんなドライなんで、表立って応援はしてくれないんですけど、ちゃんと陰で温かく見守ってくれますね。それがよくわかるのが、家族が家の外ですごく嬉しそうに私のことを話してくれてるみたいで、そういうことを直接ではなしに人づてに聞くと、返って家族の温かみがわかるような気がします。
友達は、普通に「この前テレビで食べてたアレって美味しいの?」とか「この前共演してたあの人ってどうなの?」とか気軽に聞いてくれますね。
ジョナ うちの家族はすごくオープンで、率直にいろいろ言ってくれます。ライブの会場で、お客さんの生の反応を脇で聞いて「お客さんが、ちょっと幕間のおしゃべりがうるさいって言ってたから、次から気を付けた方がいいよ」とかアドバイスしてくれて。ステージの上にいると気付かないことをお客さん目線でフォローしてくれるので、すごく助かります。
歌やダンスの練習が長引いて、迎えに来てくれた家族をずっと外で待たせたりしたことがあったり、迷惑をいっぱいかけたのに、ずっと協力してくれて、本当に感謝してます。
金星 うちはすごく厳しい家族で、特に父から、受験とりんご娘の活動がどっちも中途半端になるようなことは絶対にするなって言われています。その言葉があるからこそ、どちらにも真剣に取り組むことができていると思っています。
でも、そんな厳しい父も、妹の部活の試合を見に行く時なんか、妹の友達から「りんご娘大好き!」という話を聞くそうで、そういう時はすごく嬉しそうにしてるみたいです(笑)。私も、その話を聞いて嬉しくなります。
―― いい話ですねえ。最近は家族の交流が薄くなっている、なんて言われますけど、皆さんは家族と本当に仲が良いみたいで、聞いてる方も楽しくなってきます。
ジョナ それまでにいっぱい、喧嘩もしたんですけどね(笑)。でも、家族だからってお互い思っていることを言わないでいる限り、気持ちは伝わらないんだということがわかりました。それからたくさん話すようになって、そのおかげで今まで以上に仲よくなったかなーって思ってます。
以下、中編に続きます。
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