和洋ビストロ　木菟（みみずく）

先日、こちらの記事で紹介した旧弘前偕校舎の、すぐ近くにたたずむこ一軒のレストラン。その名は、salon de MIMIZUKU/木菟（みみずく）といいます。

今回は、最近よく家族でお邪魔しているこちらのお店を紹介させて頂きます。今年（二〇一〇年）五月に開店したばかりのこのお店のすぐ隣には、かつて旧制弘前高校に通っていた頃の、若き日の太宰治が下宿していた建物、「太宰治まなびの家」が建っています。

その縁でしょう、このお店、木菟の名も、太宰が上京して以後、足しげく通っていた銀座の「カフェーみみずく」に由来しているそうです。店内には、当時の太宰の写真が飾られています。

また、玄関にはこんな置物も。

人間合格！

思わず「生きててありがとう」と言いたくなる、ポジティブな言葉です。
さて、このお店は、ごく普通の一軒家をレストランに改装しているため、雰囲気がとっても温かで、非常にアットホームなんですな。

しかし、出てくる料理はどれも絶品。この日は、特製キッシュ、エビグラタン、ステーキご飯などを頂きました。

特にグラタンは、我が家のお勧め。エビがぷりぷりで、そこに程よい甘みのベシャメルソースと、香ばしく焼きあがったチーズの香りが織り交ざって、本当に絶品です。
しかし、この日いちばん美味しく頂いたのは、特製リンゴのピッツァ。

この時期限定の一品だそうです。使用するリンゴは旬に合わせて変えるそうで、この日は「つがる」を使っていたそうです。
このピッツァにはシナモンとハチミツがかかっていて、デザート感覚で頂けます。
最後に、お店の方々のお写真を撮らせて頂きました。

偕行社や太宰治まなびの家の近くにたたずむ、アットホームな和洋ビストロ、木菟。
いらっしゃいましたら、ぜひ一度お立ち寄りください。