海と。空と。そして…
岬ならではの美しさ
尻屋崎(しりやざき)は、青森県下北郡東通村にある、下北半島の北東端の岬です。
岬の北側は津軽海峡、東側は太平洋と、潮の境目になっており、
美しい空と海の青色に白い灯台が映えて一つの絵になるような景色なのです。
この灯台は、明治9年にイギリス人のリチャード・ヘンリー・ブランドの設計によって建てられ、光度が53万カンデラと日本最大級。
尻屋崎で焼いたレンガを使って建てた灯台で、東北地方では一番目に出来た灯台です。
さらに、レンガ造りの灯台では日本一の高さを誇ります。
明治9年10月20日に点灯して以来、戦時中を除き約120年たっても立派に立ち続けているのです。
東経一四一°二八〇北緯四一°二五七とかかれた石碑
不思議な光景を作りだす「寒立馬」
そしてなんと言っても尻屋崎で有名なのが「寒立馬」(かんだちめ)。
灯台周辺に放牧され厳冬の寒さの中に立つ「寒立馬」の姿は全国的に有名です。
寒立馬は、寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきたのですが
時代の移り変わりと共に平成7年には9頭まで激減。
しかし、その後の保護政策により現在は40頭ほどに回復しています。
寒立馬が普通に真近で見れるのですがなんといっても大きさにびっくり。
私の身長が162㎝なのですが、なんと私の身長を越してしまうぐらいのでかさに圧倒されてしまうのです。
そんな寒立馬がたくさん原っぱや道路にいるのですから、おもしろい!
しかもバック背景には空と海。
なんとも不思議な感じがしますが、そんなことはどうでもよくなる位美しい光景が
尻屋崎では見ることが出来ます。
[交通]
アタカ(寒立馬が1月~3月の間放牧されている地区)
尻屋バス停より徒歩20分
[開放時間]
4月1日~4月30日 8:00~16:00
5月1日~11月30日 7:00~17:00
※冬期間(12月1日~3月31日)尻屋崎は閉鎖しています。
※寒立馬は、1~3月の間アタカという地区で放牧されています
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