八戸三社大祭や観光スポットなどで、観光客を楽しませる瀬川さんという
ガイドさんがいます。
その活動の原点は、下田町(現おいらせ町)の白鳥飛来地などでイベントが
ある時などに駆けつけ、それらのイベントの応援のために自主的にガイドを
していたことだといいます。自主的なガイド活動からスタートし、
現在では青森県観光ボランティアガイド連絡協議会の副会長、
また、市民ガイド八戸協会の会長として、青森県の観光ガイドの発展に
ご尽力されている瀬川さんにお話をお聞かせいただきました。
青森県観光ボランティアガイド連絡協議会 副会長
市民ガイド八戸協会 会長 瀬川征吉さん
“ようこそガイド”発足
十和田湖や周辺の観光地を訪れる観光客の増加や、観光形態が
バスツアーなどの団体客からマイカーなどを使用した個人客へと
変化してきたことに広く対応するため、青森県では、平成4年10月
「青森県観光ガイド専門員」愛称“ようこそガイド”が発足となり、
67市町村の中から私も含めた24名が選抜されました。
ガイド組織の発展
24名からのスタートではありましたが、平成5年12月の「白神山地」の
世界遺産登録や、平成6年からの「三内丸山遺跡」の発掘などが契機となり、
県内各地でボランティアガイドの組織が立ち上がり、それらの組織をまとめ、
サポートするため、平成11年に青森県観光ボランティアガイド連絡協議会が
発足され、現在では青森県内に25団体、ガイド数800名という規模にまで
成長してきました。
ガイドは、出番を重ねることで、より良いガイドの技術を身につける事ができます。
同じ言葉を何度も話すことで、自分なりの話し方を覚え、また、お客さんの声にも
耳を傾けることができるようになる。ところが、“ようこそガイド”の発足当時、
個人での活動を除けば、年に2~3回ほどの活動しかありませんでした。
転機
平成6年10月に南部藩の城跡が「史跡 根城の広場」として整備されたことに伴い、
根城地区が中心となりボランティアガイドの組織を立ち上げる動きとなり、
平成9年「八戸根城史跡ボランティアガイドグループ」が発足となりました。
私も、それに参加し応援することで、技術の習得と共に、後進を育てるということを
強く意識しました。
市民ガイド八戸協会
この活動をしていく中で、八戸を広域に案内する組織を立ち上げたいとの想いが
強くなり、平成13年1月、「市民ガイド八戸協会」を立ち上げ、八戸えんぶりや
八戸三社大祭といった祭事を中心に、名所旧跡や観光スポットなどをガイドして
おります。また、中心街の散策をより楽しんでもらうためのガイドも行っています。
真心を込めて
ガイドをするうえで、私が大切にしていることは、真心を込めてガイドを
するということです。真心を込めてガイドをし、お客様に喜んでいただきたい。
その想いが、私の原動力となっています。
嬉しいことに、お客様からお礼状が届くことがあります。感動や感謝の想いが綴られた
お礼状を読むたびに、この活動をしていて本当に良かったと思えるのです。
ひとりひとりのお客様を大切にする
~魅力を伝える人~sdu編集後記
瀬川さんはガイドの際に、口上を大切にされているそうです。
口上とは、商品や物などを紹介する際に、独特の言い回しで
人を惹き付ける技の事で、それを取り入れているのだそうです。
そして、今回特別に、この青森の魅力についての口上を語って頂きました。
「青森県は三方海に囲まれ、
内陸に十和田湖と、緑豊かな八甲田連峰が連なる
風光明媚な観光地でございます。」
この口上には続きがあるとのことなので、
直接、瀬川さんにガイドをしてもらいながら聞いてみてくださいね。
市民ガイド八戸協会
青森県八戸市根城3-14-13
TEL・FAX 0178-45-5571
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