魅力No.893


秋の藤田記念庭園と岩木山

最初に一言。今回の写真は、携帯電話のカメラ機能で撮影したものなので、解像度が低かったり一部ブレたりしています。申し訳ありません。特派員たるもの、常にカメラを所持するようにしておかねばならないと強く、感じる次第であります!

さて、今年の夏、このサイトがオープンしたばかりのころに一度ご紹介した、藤田記念庭園
このときは、ミニチュアのモデルとなった洋館のみをご紹介いたしましたが、実はあれは藤田記念庭園のホンの一部に過ぎません。何しろその総面積は21,800平方メートル(6600坪)に及びます。弘前城に接したその敷地は、お城と同様岩木川の河岸段丘に築かれており、高低差は最大で13メートル。その広大な庭園は、岩木山をバックにした借景型庭園の高台部と

池泉回遊式の低地部

のふたつにわかれています。

高地部には洋館の隣に、入館料が必要な和館があります。

和館の内部は、まさに純和風の格式高い広間や縁側が連なります。





では次に、庭園の方に回ってみましょう。





みごとに整備された庭が広がります。が、これはまだまだ序の口。
この高台部から、次は低地部の方に下っていくと……。






高地部以上に広大な庭園と、そのそばにたたずむ、離れにたどり着きました。
この低地部の庭園は、冒頭でご紹介したとおり、池の周囲を巡ってその景観を楽しむ工夫が凝らされています。





すでに雪囲いの準備が始まっている木々もありますね。もうじき、冬なのだと実感させられます。
さて、そろそろ上にもどりましょう。
見上げると、そこには真っ赤な紅葉に劣らず鮮やかな赤色をした橋が。

あの橋からの眺めはどんなだろう。はやる気持ちを抑えつつ、登るルートを探します。

どうやら、この階段から、戻れそうです。登ってみましょう。

橋までたどり着きました! さて、ここからの眺めは……。

おお、ここからも岩木山が。
後ろを振り返ると、そこにはこれまた見事な滝の流れ。

水の音にこころ洗われつつ、さらに上に戻ります。きれいに舗装された石畳の道をたどっていくと、雰囲気は和風庭園から、徐々に洋式庭園の趣きが。



そしてたどり着いたのは、洋館の裏側でした。

ホンの50分ばかりの間の小旅行でしたが、目いっぱい自然の豊かさ、美しさ、そしてそれを愛でる人間の知恵を味わった気がします。

藤田記念庭園の紅葉は見ごろのピークを迎えています。今週末当たり、天気がよければぜひ、行ってみて下さい。

見学期間/4月上旬~11月23日
見学時間/9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日/開園期間は無休
入場料/大人300円 小中学生100円
所在地/弘前市下白銀8-1
電話/0172-37-5525

青森県弘前市上白銀町8−1

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