道の駅「とわだ」内にある匠工房「南部裂織の里」では、裂織の体験ができます。
裂織とは、裂いた布を横糸にして織る、織物の一種です。
古くなった布を再度形にしていくという、布を大切にする女性の知恵から生まれたものです。
こちらの施設にて、体験の指導にあたるのが南部裂織保存会の方々です。
故 菅野暎子先生によって、失われつつあった伝統工芸「南部裂織」の
普及と伝承を目的に1975年(昭和50年)7月7日に設立され、
菅野先生の薫陶を受けたお弟子さんはなんと1000人以上にも及ぶのだそうです。
室内に飾られている菅野先生の写真。
こちらの「南部裂織の里」は、平成14年に開設され、体験を楽しむ方々で賑わっています。
毎週水曜日には、保存の会の方々によるお教室が開かれており、
地元の方をはじめ、遠くは広島や島根といったところから通っている方もおられるのだそうです。
この日は、水曜日の教室の日。
至るところから笑い声が溢れ、活気に満ちていました。
うしなわれてはいけないもの。
それに気づかれた菅野先生の行動や信念を受け継ぎ指導にあたる南部裂織保存会の先生方。
(上段左から)澤頭さん、峠さん、長畑さん
(下段左から)小林さん、吹越会長さん、戸来さん、霞さん
体験や教室などの詳細については
南部裂織保存会のHPをご覧ください
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