前編からひき続き、ライブ終了後のりんご娘のみんなへのインタビューをお送りいたします。最後までお楽しみください。
待望の新曲「トレイン」に込める思い
――:では、次の質問ですが、今日のライブでもご披露して頂いた新曲「トレイン」について。発売日は、東北新幹線全線開業の12月4日に合わせているんでしたっけ?
レット:今のところ、その予定です※1。
※1 11月13日の弘前駅自由通路内でのミニライブにて、正式に発売日が12月4日に決定!!
11月13日の弘前駅ミニライブ後の、記者会見の模様
――:「人との出会いやつながり」をテーマにした、すごくいい歌だと個人的には感じたのですが、みんながこの歌に込めた思いを聞かせて下さい。
レット:時期的に東北新幹線全線開業も重なっているタイミングの中で、例えば就職や進学のために県外に飛び出した方も、今までより青森に簡単に帰って来られるようになるという、そういう「つながり」がひとつあります。
また、新幹線が開業することで県外から観光目的で来られる方はもちろん、「青森に住みたい」と思ってこられる方も出てくるかもしれません。そういう「出会い」や「つながり」を生み出せる曲になればいいな、とも思っています。
とにかく、ものすごくポジティブな歌詞なので、私たちはこの「トレイン」という曲を勝手に、東北新幹線の応援歌だと思ってるんです!(笑)
そしてその前向きな気持ちを、歌詞だけじゃなくって表情や体の動き、全身でたくさんの人たちに届けたいなって思っています。
――:歌詞の内容にふさわしい、熱い思いが伝わってきますね。……どうしよう、このまま順番に聞いて行ったら、最後の人はしゃべること無くなっちゃったりしないかな?(笑)
一同:(笑)
金星:この歌は、人生の岐路に立っている人のための応援ソングでもあるんですね。歌詞の中に「先の見えない時代の中で 走り出す勇気がほしい」とか「何が正しくて何が間違っているのか おしえてほしい」という言葉があるんです。私自身、中学3年生という今、どこの高校に行くことになるのか、そこでどんな生活が待っているのか、迷うことが多いんです。そんな迷いの中で一人ひとりが道を見つけて、前に進んでいくんだっていう歌詞に、誰よりもまず私自身が勇気づけられました!
ジョナ:私は、自分自身が現在、横浜の大学に通っているという事情もあり、初めてこの歌を歌った時「あ、これは自分のことだ」って感じたんです。
――:「これは私の歌だ!」と。
ジョナ:そこまで言うと恐れ多いですけど(笑)。でも、すごく共感できたんですね。そしてこの歌は、私たち10代の人間だけじゃなく、幅広い世代の人たちにも共感してもらえると思うんです。きっと人生って、いつまでたっても悩みの連続だと思うんです。悩むからこそ人は成長して行くわけで、その成長のための足がかりのひとつに、この歌がなれればいいなと思います。
とき:仕事で県外にいると、いくら新幹線ができても簡単には青森に帰って来られない方たちもいると思います。そういう人たちがふと、この歌を聞いてくれた時に「ああ、青森はいいところだ。今度笑顔で帰られるように、今はがんばろう!」って感じてくれたらいいなと思います。
全国にいる青森県の人たちの疲れをいやす、応援ソングなんです!
――:僕も今年の7月までずっと、15年くらい東京で勉強したり働いてたりしていましたけど、もしこの歌をその時にふっと耳にしたら、ぜったいやる気が出てきたと思いますよ。「トレイン」という曲名の通り、たくさんの人たちをつなげて、みんなの思いが届けられたらいいですね。
一同:ありがとうございます!
いよいよ来月に迫った、パワーライブ
――:それでは次に、12月18日に予定されている「りんご娘&アルプスおとめ パワーライブ2010」についてですが、どんな内容になりそうかとか、今からの意気ごみとか、その辺を教えてほしいんですけど……。
レット:パワーライブは私たちの事務所が主催しているということもあって、毎年私たち自身の手で企画して作り上げていってます。
だから今はみんなで「ああしようこうしよう」とアイディアを出し合っている段階で、本当にまだ決まってはいないんですよ。
でも、今年も絶対、皆さんに楽しんでもらえるものになると思っています。正味2時間くらいの短い時間ですけど、その中でファンの皆さんとふれあって、お互いがパワーをもらえあえるようなイベントにしたいです。
とき:パワーライブは毎年毎年、その年によって新しいことにチャレンジしているんです。だから今年も、歌やダンスだけじゃなくって、来て下さる人を「あっ!」と言わせるような仕掛けを、みんなで考えています。
――:ちょっとだけヒントとか、ダメ?
とき:(他のメンバーと顔を見合わせて)うーん(笑)。
――:わかりました、ぜったいにヒミツ、ということですね(笑)。それでは本番当日を楽しみにしています。さて、金星ちゃんはどうですか?
金星:去年のパワーライブでは「変わった私を見て下さい」という目標を掲げていたんですけど、今年もりんご娘のメンバーになってまた変わって、いろんなことにチャレンジできた一年間でした。だから今年のライブでも「いつもと違う私を見てほしい」という目標を掲げたいと思います。
――:おお、ハードルがかなり上がりますね!
金星:そうやって自分にプレッシャーを与えて、よりいいものを届けられたらいいなと思っています。
――:すばらしい。それでは最後に、ジョナちゃんはどうですか?
ジョナ:私は逆に、普段通りの自分を見てほしいと思ってるんです。パワーライブは毎年違うことをやっていて、新しい演出をやっていますけど、そのステージの上に立つ私たちのコンセプト※2は、変わっていないんです。
いつも私たちはスタッフのみんなに支えてもらってステージの上に立っていますけど、特にパワーライブでは照明も音響も本格的な設備を使用します。その環境を作ってくれるすばらしいスタッフのみんなに「いつもありがとう」と伝えたいですし、わざわざ会場まで見に来てくれるファンの皆さんにも「いつもありがとう」と伝えたいんです。そして同時に、スタッフもお客さんも、そして私たち自身も「楽しい」という気持ちがお互いに伝えられた時、すばらしいライブになるんじゃないかと思っています。
※2 “cool ? country”が、りんご娘のコンセプト。音楽・芸能活動を通した地方からの情報発信と、地元青森の活性化、そして青森りんごや新鮮で美味しい農産物、周りを海に囲まれた青森ならではの豊富な海の幸、また地元の皆さんが一生懸命作った特産品などを、もっともっと全国に! そして海外へ広げるために、農業活性化アイドルとして日々活動しているのです!
2011年のりんご娘は?
――:うーん、これは本当に楽しみですね。12月18日が待ちきれないなあ。パワーライブは今年1年のりんご娘の活動の総決算的なものだと思いますが、では今度は来年、2011年に向けての意気ごみはどうでしょうか。いよいよ弘前では「築城400年祭」も始まるわけですが……。
レット:ちょっとだけヒントを言うと、今年のパワーライブはそこにかけている部分がありますね。「来年はもっとすごいよ、築城400年祭もあるし、あと……」。ここから先は、言えませんが(笑)。
――:来年は、今年以上にがんばるりんご娘が見られるわけですね! たか丸くんとの共演も、もっと期待していいのかな?
一同:さあ~、どうでしょう(笑)。
レット:たか丸くんも、私たち以上に売れっ子ですからね~。
ジョナ:……りんご娘は地域に密着して地元の人たちと接する機会が多いんですが、来年はりんご娘がより全体的に活動の幅を広げていきたいというか……「世界」とまで言うと、ちょっと言いすぎかもしれませんが。
――:ん? 今のも、パワーライブや来年に向けての、ヒントなのかな?
ジョナ:そうですね、ヒントだと思ってもらって結構です(笑)。「世界」が関係しています。
――:今から計画されている、そういうみんなの熱い思いが、弘前の人だけじゃなく、青森県全体、そして日本中、世界中に広がっていくというそういうことなのかなと予想しておきます。
本当に、県を代表するアイドルとして今後もがんばって下さい! 応援しています。今日はどうも、ありがとうございました!!
一同:ありがとうございました!!
というわけで、なんと二回目のりんご娘インタビューとなりましたが、これでひとまずおしまいです。年末のパワーライブや来年の活動に期待しつつ、今後もこの「青森の魅力」を通じて、彼女たちを追いかけていきたいと願う、akkyでした!
読者の皆さま、長い間お付き合い頂き、どうもありがとうございました!!
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