イサバのカッチャのためのブログ講習会
11月24日(水)、八戸市の市営魚菜小売市場2階で行われたブログ講習会を取材しました。
NPO法人ACTYが主催するこの講習会は、陸奥湊駅前の市営魚菜小売市場で働く「イサバのカッチャ」を対象に2009年の9月に始まりました。「イサバのカッチャ」とは、八戸市で魚の行商をしている女性達のことです。湊で働く元気な女性を差します。トレードマークは、ほっかむりとしょいかご(背負いカゴ)です。
陸奥湊駅前から情報を発信
講習会ははじめは1か月に1回ほどでしたが、今年の9月から毎週水曜日に行われるようになりました。ブログを市場で働く人たちが更新することで生の情報を発信し、見た人に陸奥湊に興味を持ってもらい、実際に足を運んできてもらうことが目的です。講習会で指導をするのはNPO法人ACTYの中のISチームのメンバーです。ISチームはinformation systemsの略で、八戸・陸奥湊のポータルサイト「むつみなと.jp」を通して情報発信をしています。私が取材に行った日は、戸川拓馬さん、佐々木寿憲さん、門前寿さんの3人が講師をされていました。
楽しく、わいわいと
ISチームの門前さんと一緒にブログを更新するカッチャ関川さん
ブログ講習会といっても、講師が講壇にいて説明を受けるという形式ではありません。カッチャとスタッフが文章やタイトルについて相談したり、おしゃべりを楽しんだりしながら更新をしていました。カッチャ達はとにかくパワフル!つねに笑い声が耐えませんでした。
この日は、毎週参加しているイサバのカッチャの1人、関川さんがブログを更新するところを見させていただきました。内容は水揚げされたサルカジカについて。珍しくてブサイクな魚シリーズにしたいそうです。「パソコンのことがわからないからと、まだ講習会に参加したことがない人もいる。でも、自分でブログを更新できる楽しさはやってみればわかる。たくさんのカッチャに参加してもらいたい。」と話していました。
戸川さんは「私たちがカッチャ達に何かを教えたいというよりは、ここに集まることで、カッチャ達から今市場に何の魚があがっているかとか、カッチャ達の生の情報を聞くことができる。自分たちの方が情報をたくさんもらっている。」とおっしゃっていました。
ブログをはじめるまではパソコンに触れたこともなかったカッチャ達。はじめは2行打つのに一時間かかったそうです。今ではキーボードを見ないで打つことができるようになったカッチャもいるそうです!
お・ま・け
市営魚菜小売市場の前には、イサバのカッチャになりきれるパネルがあります。左がわたし(特派員ぽんた)、右がISチームの佐々木さんです。
今回のレポートではブログの講習会について書きましたが、NPO法人ACTYではほかにもさまざまな取り組みを行っています。ACTYとカッチャと陸奥湊にとても興味がでてきました。また取材をして、陸奥湊を元気にする取り組みをたくさん紹介していきたいです。
イサバのカッチャが更新するブログは、むつみなと.jpで見ることができます。
むつみなと.jp
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