ミマちゃん:みなさん、こんにちは。「リレーでつなぐキャラんどの輪」第14回走者として、アップリートくんから紹介を受けた、ミマちゃんです。県の教育委員会で、子どもの安全・安心を見守る活動を行うために頑張ってマス。
モールおじさん:やあ、はじめまして。ミマちゃんと一緒に活動している、モールおじさんです。
今日は来ていないけど、ミマちゃんの飼い猫も仲間なんだよ。名前はまだヒミツなんだ。いずれまた紹介させてもらう機会があるといいね。
ミマちゃん:まずは、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災され、不幸にもお亡くなりになられた方々に心からご冥福申し上げます。
モールおじさん:また、被災された皆さまの生活の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。
ミマちゃん:青森県では、八戸市を中心とした太平洋沿岸で、津波による浸水被害が発生したけど、いまでは元気に暮らしています。
モールおじさん:この震災では、1日以上も停電が続いたり、ガソリンや灯油といった燃料が不足したりと、大変なことだらけでした。そんな中、子どもの安全・安心を守ることの大切さを実感したな。防災に関する話は、またの機会にするとして……。
子どもの安全・安心を脅かす出来事
モールおじさん:ところでミマちゃん、青森県内では不審者による声かけって多いと思う?
ミマちゃん:うーん、東京とか都会はすごく多そうだけど、私の住んでいるところでは聞かないから、少ないんじゃないかな。
モールおじさん:実は、県内では年間100件以上の不審者による声かけが発生しているのだよ。私もこの前、警察で配布しているリーフレットを見て驚いたんだ。
グラフ1:時間帯別の声かけ発生件数
グラフ2:世代別の声かけ発生件数
ミマちゃん:えーっ、そんなに起こってるんだ!
モールおじさん:もし、怪しい人に声を掛けられたら、ミマちゃんはどうする?
ミマちゃん:そうだなー、道を聞かれたんだったら教えてあげるけど。変な格好してたら知らんぷりする。
モールおじさん:じゃあ、「口で説明してもらってもよく分からないから、車に乗って一緒に近くまで行ってくれない?」と言われたらどうする?
ミマちゃん:それは怪しいから乗らない。
モールおじさん:そうだね。警察では「いかのおすし」って教えてるよ。ミマちゃんは知ってるかな?
ミマちゃん:それだったら、この前学校で習ったよ。
・いかない
・のらない
・おおきな声で叫ぶ
・すぐ逃げる
・しらせる
でしょ?
モールおじさん:(大きな声で)わっ!
ミマちゃん:どきっ……あっ、腕をつかまれちゃった。びっくりして動けなかった。
モールおじさん:頭では逃げるとわかっていても、とっさに体が反応しないこともあるんだよ。護身術の基本は「逃げること」だって、うさぎママの安全パトロール教室というホームページで紹介しているよ。
ミマちゃん:さっそく見て勉強しよっと。
地域での取り組み
ミマちゃん:そういえば、お友達のお母さんが、朝学校に行くときの交差点に立ってたよ。私たちが安全に登校できるように、交代で立ってるみたい。
モールおじさん:学校のPTAを中心として、登下校時に交通安全パトロールとかしているんだね。実は8月が、子どもの交通事故が最も多く発生する時期なんだ。特に夏休み明けは気持ちが緩みがちだから、ミマちゃんも気をつけないと。
ミマちゃん:あと、モールおじさんも、時々腕章をつけてパトロールしてるよね。
モールおじさん:あれは、私にも何かできることはないかと考えていたとき、たまたま町内会の人から誘われて、地域のみんなで防犯パトロール隊を結成したんじゃ。毎週水曜日に、交代しながら、不審な人がいないか、危険な場所がないかをパトロールしてるんだ。
ミマちゃん:へー、そうなんだ。それは青森県内どこでもやってるの?
モールおじさん:やってない地域もあるかもしれないなー。よい活動だから、たくさん広がればよいのだが……。
ミマちゃん:でもね、そういうのって警察の人とかがやればいいんじゃないの?どうしてモールおじさんとかパトロールしなきゃいけないの?
モールおじさん:私も前はミマちゃんと同じことを考えてたんだ。だけど、いろいろ勉強してみて、地域の安全・安心は、地域で守るということが分かったんだな。警察の力だけではなく、
・いろんな人が見ているよとアピールすること
・犯罪を起こそうとしている人を近付けないこと
・地域で共同して意識を高めること
というのが、防犯まちづくりの基本的な手法なんだそうだ。
ミマちゃん:誰かに見られているという気持ちがあれば、悪いことできないもんね。
別に警察官じゃなくたって、私たちが地域全体で犯罪が起こらないよう見守ってるぞとアピールすることが、とても効果のあることなんだ。
私にもできること
ミマちゃん:そんなときに、私たちは誕生したんだね。青森県内でも子どもの安全・安心を見守る活動を広めなきゃという想いから、県の教育委員会で始めた「わたしにもできる 子どもを見守るみんなの行動大作戦」ができたんだよね。
モールおじさん:そうなんだ。実は、子どもの安全・安心を見守る活動というのは、誰にでもできることなんだ。例えば、ミマちゃんは犬の散歩をするかな?
ミマちゃん:するよ。
モールおじさん:その犬の散歩の時間を、子どもたちの登下校時間に合わせて行うだけで、立派な見守り活動に変身じゃ。
ミマちゃん:なるほどー。
モールおじさん:ほかにも、「出勤する時刻をいつもよりちょっと早めて、小学生の子どもと一緒に小学校の校門まで歩いてから会社に向かいます」とか「子どもに対する思いやり運転を心がけます」とか。いろんな行動がありそうじゃな。何かのついでにやれば長続きしやすいし、知ってる人に話すことで三日坊主にならずにすむぞ。
ミマちゃん:そっか、見方を変えると、ちょっとした行動が見守り活動に変身するんだね。それって、ウルトラバッジで変身するウルトラマンタロウみたいだね。
モールおじさん:えっ?どうしてミマちゃんはウルトラマンタロウを知ってるんだい?
ミマちゃん:うっ……いやね、前にモールおじさんが教えてくれたんじゃない。
モールおじさん:そうだったっけ? 覚えてないなあ。
ミマちゃん:そうよ! やだなあ、もう。ボケちゃうにはちょっと早すぎるんじゃない?
(ふー、なんとかゴマかせたみたいね。私が実は、ミマモル星から来た魔女見習いだってことはヒミツなのよねー)
行動宣言を募集中
ミマちゃん:えへっ。そうそう、いまちょうど行動宣言を募集中なんだよね。
モールおじさん:あ、ああ。応募してくれた方には、参加証となる缶バッジをプレゼントしているよ。どこにも売ってない、レアな逸品だ。
画像提供:青森キャラんど.comより
ミマちゃん:ほしーい。
モールおじさん:缶バッジは、集中行動期間である8月22日から9月4日までの期間中に活動するときに着用するものだが、それ以前でも、それ以降でも、いつでも好きなときに身に着けてかまわないよ。まさに、見守り活動をするぞと、変身するときに着ければよい。気分を切り替えて、でも気負うことなく気楽に、長く続けることが肝心。
ミマちゃん:8月2日までに、146件の行動宣言が寄せられました。参加証である缶バッジは、1万2千人を超える皆さんに配布したよね。
モールおじさん:皆さんから寄せられた行動宣言は、県教育委員会のホームページで公開中だよ。「青森県 行動大作戦」で検索すると便利だぞ。
ミマちゃん:近所とかで参加証を着けている人を見かけたら、見守られているっていう安心感があるもんね。行動宣言は、まだまだ募集してますよー。どんどん缶バッジ配っちゃいます。
モールおじさん:というわけで、8月22日から9月4日までの集中行動期間中、積極的に活動してください。よろしくお願いします。
ミマちゃん:次回の「リレーでつなぐキャラんどの輪」に投稿してくれるキャラは、三内丸山遺跡のPRキャラクター、さんまるです!
それではみなさん、また機会があったらお会いしましょう。じゃあね~!
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