魅力No.1842


復興祈願「青森四大夏祭り」①弘前ねぷた「特別運行」

このたび、新たに青森魅力特派員を拝命した「たがまぁ」と申します。
よろしくお願いいたします。

季節はすっかり秋の気配ですが、まずは夏祭りの話題から…。
今年の東北の夏祭りは、いずれも「東日本大震災」からの復興に向けた特別なものとなりました。

被災地域に特別な思い(その理由は別な機会に)があり、「今年は、青森四大夏祭り(青森ねぶた、八戸三社大祭、弘前ねぷた、五所川原立佞武多)をすべて撮るぞ!」と決意していた私は、まず、地元の弘前で7月31日に開催された「ねぷた特別運行」に向かいました。

「弘前ねぷた」の期間は8月1日~7日で、7月31日は例年であれば「前夜祭」にあたります。この特別運行については、弘前市の葛西市長が「震災で犠牲になった方々の鎮魂の意味を込めて例年とは違ったものにしたい」と発言されていたので、以前から注目していました。

「例年と違ったもの」に象徴されていたのは、山車のスタート地点に用意された霧の仕掛けで「灯篭流し」をイメージしたそうです。

20110731弘前ねぷた-運行開始

幻想的な雰囲気の中、運行を開始する山車、ひしめく撮影陣…しまった!あそこで撮ればよかったのか!

「ヤーヤドー 鎮魂囃子 鳴り響く」霧の中から続々と現れる山車。

通常の運行より山車の間隔を狭め、霧を出すことで「灯篭流し」に見立てた演出は「震災犠牲者の鎮魂」と「祭りの原点回帰」を両立した素晴らしいものでした。

葛西市長のご英断、そして関係者の方々のご尽力に心から敬意を表します。

がんばろう東北!

「がんばろう東北!」

青森県弘前市元寺町

(撮影した場所)

≫次回、②八戸「加賀美流騎馬打毬」につづく

【更新情報】

2011/09/29
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