≫前回」、④「青森ねぶた祭り」からのつづき
今年の「弘前ねぷた」については、初投稿で7月29日の特別運行をご紹介させていただきましたが、8月7日の「なぬか日」にも例年と違うイベントが用意されていました。
ねぷたを燃やす…その名も「なぬか日スペシャル」です。
弘前城築城400年、そして「東日本大震災」の犠牲者を弔うために行われた「かつてない試み」をひと目見ようと多くの人々が集まりました。
場所は茜橋近くの岩木川河川敷で、毎年6月に開催されている「古都ひろさき花火の集い」の会場にもなっているところです。
実は、この場所で私が「青森魅力特派員」をさせていただくきっかけとなった出来事がありました。
akkyさんとの運命的な再会です。今回の主役である扇ねぷたたちの前で1枚撮らせていただきました。
せっかく一緒になったので、撮影の役割分担(akkyさん=りんご娘、私=ねぷた)をしつつ各自のスタイルで撮影に興じました。
弘前ねぷたの歴史に刻まれる「新たな一ページ」を見届けようと集結したねぷた達。
本イベントにかける情熱が感じられた葛西市長の挨拶。築城400年キャラクターとして大人気の「たか丸くん(右端)」も神妙な面持ちです…。
同じく神妙な面持ちで出番を待つ扇ねぷたと弘前城ねぷた。「心配しなくても大丈夫」とお岩木山(おいわきやま)が見守っていました。
めきめきと知名度を上げてきているご当地アイドル「りんご娘」達のライブ。途中から「たか丸くん」も加わり、大いに盛り上がっていました。
ステージが終わり、ねぷたに火が放たれるクライマックスが刻一刻と近づいてきます。
松明を持つ市長ら関係者。かたずを飲んで見守る人々。
様々な想いが込められた火が放たれ、みるみる炎につつまれていくねぷた…
お囃子が鳴り響く中、見送りの舞いを魅せてくれたねぷた達。圧巻の光景です。
余韻にひたりながら帰途につく観客たち。弘前の短い夏を締めくくる素晴らしいイベントでした。
もの憂げに 夜空を焦がす ねぷたたち
それを見守る 津軽富士かな
(撮影した場所)
≫次回、⑥最終回!「五所川原立佞武多」につづく
【更新情報】
2011/09/29
シリーズ⑥へのリンクを追加。
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