gakutinn3でございます。
県内の魅力あふれる歴史や文化について紹介して8回目になる今回は、
文化伝承・体験学習施設 かなぎ元気村「かだるべぇ」に行ってきました。
またまた五所川原市金木町です。
金木町って沢山の魅力があるんですね♪
かなぎ元気村「かだるべぇ」の建物は五所川原市金木町蒔田地区に現存する築140年の古民家で、津軽地方に残る生活文化、昔から受け継がれてきた伝承技術などを体験できる交流施設です。
この古民家は太宰治の生家、津島家とゆかりのある旧傍島家であり津島修治(太宰治)の叔母キヱの娘フミが嫁いだ家であり、嫁いだフミの夫傍島正守は尋常小学校時代の修治の文才をいち早く見抜いた恩師であり親戚でもあります。
金木町の歴史、津島家、傍島家についての説明や、ゆかりの品が展示してあります。
金木という地名の由来は様々あるそうですが、ひとつの由来として金木という字そのままではないかという説があるそうです。
その昔この地域では、林業が盛んに行われていた歴史があり、ヒバなど良質な木材が採れ、この地域は「金になる木がある」と評判で、そこから金木町という地名になったのではという説があるそうです。
金木町で使われていた農機具などの民俗資料もあります。
また、企画展示スペースの部屋もあり、金木町に関連する人や物などに関連した展示をしています。
私が取材したときは、金木町出身のフリーカメラマン伊藤圭さんの写真が展示してありました。
「かだるべぇ」の中にある茶房「鄙家」(ひなや)では、お茶やコーヒー、その他にもNPO法人かなぎ元気倶楽部さんが自主開発をした「馬まん」や地場産品にこだわった「手打ちうどん」などの軽食ができます。
このような古民家独特の雰囲気で休憩できれば心も体もくつろげますね♪
その他にも、かなぎ里山大学校 伝承スクールとして地域の人との交流や、ものづくりの精神と技術の伝承を目的としたものを行なっていて、大工さんによる日曜大工の講習から、カマドを使ってのピザの作成など色々なイベントを行なっています。
かなぎ元気村 かだるべぇ
〒037-0207
五所川原市金木町蒔田桑元39-2
TEL 0173-52-2882
最後に、今回も含め「斜陽館」「津軽三味線会館」「かだるべぇ」の取材に快くご協力いただいた、NPO法人かなぎ元気倶楽部さんについて少しですが紹介したいと思います。
NPO法人かなぎ元気倶楽部 支配人 今 幸樹氏
名前の通り、金木町を元気にしようと立ち上がったNPO法人で、
・太宰治記念館「斜陽館」
・「津軽三味線会館」
・喫茶店「駅舎」
・かなぎ元気村「かだるべぇ」の運営
・地域の観光振興やまちづくり
・地域伝統文化の伝承や交流など・・・
地域のために様々な活動している団体です。
金木町では今までこれといった食の特産品が無かったそうですが、特産品を自主開発(馬まんなど)したり、太宰治生誕100周年の時に開催した太宰ミュージアムなどで精力的に活動したりと、金木町に新しい風を入れたり、金木町の歴史や文化を伝承する場を提供したりなど、試行錯誤しながら金木町を盛り上げようと頑張っているそうです。
今回はNPO法人かなぎ元気倶楽部の今さんをはじめ、様々な方にご協力頂きありがとうございました。
約半日、今さんの説明などを聴きながら伺った金木町でしたが、魅力あふれる建物や文化が沢山ありとても楽しかったです。
みなさんも機会がありましたら、魅力いっぱいな金木町に是非足を運んでください。
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