魅力No.598


ご飯にはコレだべ!ホッケずし編

秋になると、我が家にお目見えするもののひとつ。
呼び方は色々あるようですが、私の周りではこう呼んでいます。

「ホッケずし」

ホッケずし

ご覧のとおり、「すし」と言ってももちろん握り寿司ではなく、魚の『ホッケ』を餅飯や塩などで漬けたもの。
要するに『魚の漬物』なので、発酵していて味は「酸っぱい」です。
独特な香りもあるので苦手な方も多いのではないかと思われますが、私の知る県外出身者の中には、「大好物!」「酒の肴に最高!」という人がけっこういて、意外です(^^)
そのまま食べるもよし、軽~く焼いて食べるもよし。
食欲の無い時でもこれがあればご飯が美味いっ!(≧v≦)

ホッケずし

紹介している私自身も子どもの頃から大好きで、今は亡き祖母手作りホッケずしを食しておりました(*^_^*)
写真のものは、おばが作ったものなのですが、どうやって作るのか聞いてみました。

1.生ホッケを3枚におろしたものを一カ月ほど天日干しする。
2.餅飯・塩・みりん・しょうがの千切り・鷹の爪・科学調味料(いろどりを良くするた
  めに人参も入れる人もいます。)を混ぜたものを 干したホッケとサンドウィッチ方
  式に、交互に挟んで重ねていく。
3.最後に水を入れ、重石を載せて完了!
4.時々様子を見つつ、秋になったらできあがり☆(写真はできあがったものを食べやす
  くカットしています♪)

・・・・なかなか手間ひまのかかるものだったのですね^^;

ホッケずし

4月頃にホッケを干し始めて、5月に漬けているとのことでしたが、ナント今年は外に干しておいたホッケの大部分が盗難に遭うというハプニングがあったそう(+o+)
それくらい、美味しいものだということを皆知っているのかもしれませんね。
ちなみに出来たものを買うとなるとけっこうお高めなのですが、津軽では市場などで売っているのをよく見かけますヨ。

ホッケずしのほか、野菜と餅飯、鮭や山菜と餅飯を使った漬物もよく見かけますが、関西の人が「粉ものでご飯を食べる」ように、青森では「餅飯でご飯を食べる」というのも、よくよく考えるとなんだか面白いかも・・・(^艸^)フフフ♪

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