みなさん青森県五所川原市金木町と聞いて思い浮かべるのはなんでしょう?
文豪 太宰 治 氏の生誕の地だったり、郷土の英雄 吉 幾三 様の生誕の地するのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、郷土自慢の人物ではありません。
金木町が誇る名産品の一つ馬肉を使った料理「馬まん(バマン)」です。
今回「馬まん」を御馳走になるため訪れたのは、「喫茶店 駅舎」
築80年の古い建物、津軽鉄道旧芦野公園駅を改装した喫茶店さんです。
現在こちらの建物を喫茶店として活用しているのは特定非営利活動法人「かなぎ元気倶楽部」さんです。
建物だけではなくライティングも情緒溢れています。懐かしい裸電球が優しく喫茶店内を灯しております。
御馳走になるのは「馬まん」、因みに味は「みそ味」です。
250円(税込) お求めやすい!!
こちらの中には、金木町の特産品である馬肉(小田桐産業卸し)この地方で馬鍋にも良く使用される高菜が入っております。みそ味が特徴的です。地元の奴味噌(やっこみそ)にピリ辛の唐辛子を使用しております。
馬肉鍋がそのまま中華饅頭になったようなものです。
青森県産の馬肉鍋や馬刺しをまだ食したことのない人は、馬肉料理の入門編として是非いかがでしょうか。
コーヒーもいただきます。「昭和の珈琲」500円(税込)
太宰 治 氏が足繁く通って好んで飲んでいた弘前市土手町の珈琲屋「万茶ン」のブレンドです。
スッキリしたほろ苦い味、朝用の濃いブラック味ではありません。しかし、お昼や夕方に飲むなら刺激よりもコーヒーとしての味がしっかりしているこちらの方がどんな年代でも美味しくいただけるのではないでしょうか。
因みに、私は太宰 治 氏ブラック派だったのだろうか?ミルクを使ったのだろうか?と疑問に思い、駅舎にお勤めの「かなぎ元気倶楽部」の鳴海さんとお話したところ、太宰 治 氏は粋だから絶対にブラック派だろうという結論に至りました。
このように太宰 治 氏の生きていた環境で、故人の愛したモノに触れることで想像力を膨らませることができる。これが「かなぎ元気倶楽部」の提唱する金木町の楽しみ方の一つです。
この旧駅舎には、戦後の頃は珍しい女性駅長がいたそうです。旦那さんが津軽鉄道の職員だったため、住み込みで駅長を勤めていたのだそうです。
家族で駅舎を守っていたなんて、昔は良い時代だったのですね~。町の何々屋さんとか、住民全員が住んでる人のことを知っている時代だったんだろうなあとノスタルジーにふけることができる喫茶店です。
こちらの駅舎には、近隣の太宰ファンだけではなく、遠方からのファンもいらっしゃいます。この駅舎の雰囲気を大変気にいってお帰りになるお客様がほとんどだそうです。
是非、青森県五所川原市金木町のお近くにお越しの際には「喫茶店 駅舎」にお寄りください。
お食事も充実
「激馬かなぎカレー」680円(税込)
「うま~い丼」800円(税込)
「肉鍋うどん」(若生昆布おにぎり付)800円(税込)
「けの汁定食」600円(税込)
お土産にどうぞ
「太宰ブレンド 昭和の珈琲」1,100円(税込)
金木町を元気にする「かなぎ元気倶楽部」のホームページはこちら、
http://www.kanagi-gc.net
五所川原市金木町「喫茶店 駅舎」の位置はこちら、
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