魅力No.1823


岩木川にかかる橋・その2~岩木橋

弘前市内にある「岩木川にかかる橋」を紹介するシリーズの2回目です。

今回は、昔から交通の要(かなめ)となっている「岩木橋」です!
岩木橋1
岩木橋の風景は、こんな感じ。朝晩は激しい渋滞となる交差点です。
完成は、昭和35(1960)年11月です。既に50年を経過しました!

岩木橋2
この橋が造られた年月を示す「1960年9月」の文字が見えますか?
この橋こそ、長きにわたり弘前市と旧岩木町を結ぶ重要な橋なのです。
(もちろんその間に、幾度もの補修工事は行っております)
旧岩木町を結ぶ橋として、平成14年に隣の岩木茜橋が開通しましたが、
それでもこの橋が交通の要所である事に変わりはありません。

岩木橋には、車道とは別に歩道専用橋が整備されています。
岩木橋3
昭和54年(1979年)12月に完成しました。

歩道から岩木川を眺めてみましょう。
岩木橋4
富士見橋方面を見ています。右上に見えるのは通称「西バイパス」。
緑あふれる心地良い景色が広がっています。

旧岩木町側から見た岩木橋は、こんな感じ。
岩木橋5
時間帯によっては、渋滞が激しくなります。

歴史の古い橋ではありますが、実は新しい試みも行っているのです。
1枚目の写真で気付いた方もいらっしゃるかと思いますが…
「岩木橋には写真が貼ってある」って、知ってましたか?
平成5年(1993年)に、橋の補修工事を行った際に作られたものらしいです。
それを証明する写真が、こちら。
岩木橋6

岩木橋7

弘前市側には、ねぷたと桜の弘前城。

旧岩木町側には、お山参詣。
岩木橋8

その反対側には、お山参詣の町らしく、
岩木橋9
「懺悔懺悔(さいぎさいぎ)~」の登山囃子(とざんばやし)の歌詞。
「ここは岩木の入り口だ」というのを明らかにする標示です。

今回の取材で…
半世紀を越えた岩木橋は「それ自体が存在感を示している」という事。
実は「見落としがちな部分にこそ、こだわりがある」という事。
これらを感じ取ることが出来ました。
こういった部分を、皆様にも感じていただければ幸いです。

最後にひとつ。弘前側のこの看板に騙されないように…
岩木橋10
「ここから岩木山まで10kmなんだぁ」と誤解されるのですが…
10km先にあるのは「岩木山神社」です。
岩木山そのものは、さらに遠くにあるので、どうかご注意を!

【取材・撮影】2011年7月13日&8月1日

次回は「富士見橋」を紹介する予定です。

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