魅力No.1958


三沢ほっき丼@鮨大竹~2011~

”三沢ほっき丼”が始まり4シーズン目となります。

三沢は全国でも有数のほっき貝の産地です。
そのほっき貝の認知度向上や消費拡大、地元飲食業店の活性化、冬期間の観光客誘客を目的として始まったのが「三沢ほっき丼」でした。
「三沢ほっき丼」のルールはただ一つ、「三沢産のほっき貝を使用する」ということだけ。
この至ってシンプルなルールにより、各飲食店趣向を凝らしたほっき丼が誕生しました。
煮る、焼く、揚げる、茹でる、和える、 炙る、和、洋、中・・・一つの食材を使うだけというルールが無限の可能性を生み、各飲食店の創作意欲に火をつけたのです。
そして、どの店も同じものはない、同じ店でも次のシーズンでまた違う味が出てくるという多様性が生まれました。
この多様性が「三沢ほっき丼」の浸透に繋がったんだと思います。

今回紹介させていただくのは~鮨大竹~さんのほっき丼です。
鮨大竹さんのほっき丼は、青森の魅力で以前にもsduさんから紹介されました。→「 やわらかくて温かい ほっき丼~三沢市「鮨 大竹」~

今回はその時とまた違ったほっき丼を提供しています。

鮨大竹さんのほっき丼は、上に炙ったほっきがこんもり乗っています。そして、ご飯とほっきの身の間には海老とほっきのそぼろが乗っています。
真ん中には紫蘇の葉を敷いて味噌が添えられています。
実に食欲をそそる見た目です。

さて、お味ですが、上に乗った身はほっきの風味と醤油の味付けが丁度良い具合です。炙る前に味を漬けているのでしょうか。しっかりした味付けです。
食感は程よい固さで食べやすくなっています。
ほっきは火を通すほど風味が消えるのですが、このほっきは風味と固さのバランスが絶妙です。まさに匠の味。

ご飯とほっきの間にある、海老とほっきのそぼろは、ぷちぷちした食感と海の風味が美味しいです。
ほっきの身とほっき味噌の味を引き立てる適度な存在感が○。

そして、こちらのほっき丼を語る上で外せないのがこの「ほっき味噌」です。

ほっきと味噌、その他調味料を混ぜ合わせたものでこれが絶品です。これだけでご飯を食べたくなります。

このほっき味噌とそぼろ、そしてほっきの身をいい具合に混ぜあわせ一口でカプッ!

このほっき丼で一番美味しい瞬間です。
身、そぼろ、味噌、全てがこの一口のために計算されているのだと思います。至福の味です。

ほっき丼と、小鉢2つ、ほっきのお吸い物、茶碗蒸しがついて1200円となります。
ほっき漁は1年で12月初旬から3月末日の期間と決められており、ほっき丼が食べられるのもこの期間だけです。

こちらのほっき丼も、来シーズンはまた味を変えるかもしれません。
今回ご紹介したほっき丼が気になる方は、期間内に一度「鮨大竹」さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。

今回紹介させて頂いた~鮨大竹~▼

住所:三沢市岡三沢1丁目1-6
TEL:0176-57-2923
HP:http://sushiootake.jp/
定休日 毎週月曜日
ランチ 11:00~14:00
ディナー 16:00~22:00

青森県三沢市岡三沢1丁目1−6

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