白神山地は雪が降り積もると
そこへ繋がる道路はすべて閉鎖されてしまい、
素人の私たちでは到底近づくことのできない閉ざされた山となります。
私たちが行ったのはまさに閉鎖直前の日でした。
白神山地を知り尽くしたガイドの土岐さんの案内によって
貴重な散策をさせていただくことができました。
8000年の歴史ともいわれる白神山地のブナ林
ブナの成長は遅く、実生から5年でも樹高1m程にしかならないんだとか。
ブナの葉は、厚くしっかりした繊維でできているため
落葉してもすぐには土には還らず【腐葉層】となります。
雨や雪が、この【腐葉層】をフィルターにして時間をかけて”ろ過”される水こそが
白神山地から湧き出る清流となっていきます。
白神山地の清水で喉を潤す。贅沢〜!
雪の下には 力強く生きる植物の姿。
雪の上に落ち葉。珍しい光景です。
今回の散策は ”見て・感じる” そこに尽きました。
動物や一木一草にいたるまで生き生きと繰り返される生命の営み。
森のなかで起きている、生生流転の1シーンを垣間みることができました。
太古からの自然の営みが、今もこれからも続いていくことを願うとともに
自然との共生を、改めて考えさせられた貴重な体験となりました。
季節を問わず、多くの皆さんにも体感してほしい『世界遺産 白神山地』です。
今回、白神山地を案内していただいたのは
ヒーリングエコツアーPROガイド『エコ・遊』
〒036-8155 青森県弘前市中野2丁目3-6
TEL/FAX 0172-36-2785
白神山地の魅力を余すとこなくガイドをしてくれる『エコ・遊』さん。
散策コースもさまざまですので、詳細は上記のリンクからご覧になってみてください。