弘前駅に、ミニチュア発見!!
弘前市の玄関、JR弘前駅。その改札を抜けて中央口方面に進むと、奥の踊り場に何やらオモシロゲなものを発見。
近づいて見てみると、そこには弘前市内の有名な建物をモデルにした、精巧なミニチュアが三つ並んでいました。
上から順に、弘前城天守閣・旧市立図書館・藤田記念庭園(通称「藤田別邸」)です。
今回はこの中から、藤田別邸をピックアップしてみることにしました。
藤田さんってどんな人?
とつぜん出てきた「藤田」なる名前ですが、はたしてダレなんだろう、と気になる方も多いでしょう。実はこの藤田さん、弘前市出身で日本商工会議所の初代会頭でもあった実業家、藤田謙一氏のことでありました。その略歴は、以下の通り。
明治6年~昭和21年。弘前市生まれの実業家。
勅選貴族院議員。親戚の藤田正三郎の養子となり、藤田姓を名乗るようになる。
明治24年上京し、明治法律学校(現・明治大学)に入学し、熊野敏三法学博士の書生になる。東京商工会議所会頭を経て、昭和3(1928)年日本商工会議所初代会頭となる。その他、≪藤田育英社の創立≫、≪弘前市公会堂の寄付≫など多くの育英事業や寄付行為でも社会に貢献した。
こんな藤田さんの名前を冠した建物に、これから実際に行ってみましょう!!
訪問! 藤田別邸
弘前駅から車で10分。弘前公園のすぐ近くに、この建物はたたずんでいます。
それでは、もっと近づいてみましょう。
こちらが厳寒口と、玄関ホールです。ついでに、同じ角度から撮ったさっきのミニチュアの写真がこちら。
うーん、ホンモノそっくり!
大正浪漫を味わって
さて、お邸の中はレトロな内装で、大正時代にタイムスリップした気分が味わえます。
その名もズバリ「大正浪漫喫茶室」というスペースでは、コーヒータイムが楽しめます。優雅なひと時をどうぞ。
というわけで、先にミニチュアを見てから本物のお邸を訪ねるもよし、あるいは先に本物のお邸を散策してからミニチュアの精巧ぶりを楽しむもよし、な藤田記念庭園を、今回はご紹介いたしました。
- 見学期間/4月上旬~11月23日
- 見学時間/9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 休園日/開園期間は無休
- 入場料/大人300円 小中学生100円
- 所在地/弘前市下白銀8-1
- 電話/0172-37-5525