魅力No.425


津軽の民間信仰「路傍のビジュアル系JIZOU~化粧地蔵~」 ~津軽全般地域~

化粧地蔵

つがる市柏村下古川にて見つけた、お顔を白塗りされた「化粧地蔵様」です。なんでお白粉塗られてるんでしょうか?子どもの供養のために木や石で地蔵を堀り、地蔵堂などに奉納して名前をつけ、定期的に衣装を換え、お化粧を施すという独特の信仰からこのようなお地蔵様が祭られているのだそうです。しかも結構「津軽全域」。わたしゃ知らなかったよ~。濡れないように祠に祭られております。服も着ています。「笠地蔵」の様なお話ならば、深夜この真っ白いお顔のお地蔵様が「御礼参り」に現れます。「ぬっ」とね。

一本タモ

こちらは、つがる市稲垣村のつがる市指定天然記念物「一本タモ」。山ノ神が祀られている祠と弘法大師像が安置されている祠があります。

弘法大師

弘法大師もお顔をは白塗りです。特に稲垣村には「化粧地蔵」が多く見られるのだそうです。つがる市稲垣村にある地蔵の数は約2000体だそうです。多すぎです。人より先にお地蔵様に会います。

一本タモ2

ちなみに「一本タモ」とは手前の木ではなく、奥の赤い柵で囲まれた推定樹齢一千年の「ヤチダモ」です。子孫繁栄のシンボルとして信仰を集めております。でも樹はかなりお疲れです。

田んぼ

つがる全域に点在する謎のビジュアル系お地蔵軍団「JIZOU」。つがる市稲垣村の教育委員会による「稲垣の民俗信仰」という資料には、つがる市稲垣村の化粧地蔵の所在と詳しい調査報告が存在するそうです。お暇があるなら、これらのお地蔵様を探して秋の奥津軽を廻ってみませんか~?

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