五所川原市にある「楠美家住宅」の後編です。
タイトルどおりですが、楠美家住宅の客間がすごいよ!というレポートです。
前編は「お宅訪問@五所川原市・楠美家住宅(前編)」をご覧ください。
下の写真ジョイ(常居)の中央右手がその中座敷:藩の供侍(ともざむらい)の控え室です。
入って左手に見えるのが、下の写真:鍾馗(しょうき)様の襖(ふすま)です。右手に破魔の剣を持ち、左手で八苦を抑える姿。部屋の角で守ってくれているそうです。
<ウィキペディアより>
鍾馗の縁起については諸説あるが、もともとは中国の唐代に実在した人物だとする以下の説話がよく流布している。
ある時、唐の6代皇帝玄宗がマラリアにかかり床に伏せた。
玄宗は高熱のなかで夢を見る。宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。玄宗が大鬼に正体を尋ねると、「自分は終南県出身の鍾馗。武徳年間(618-626年)に官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付く。感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせた。その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿だった。玄宗は、鍾馗の絵姿には邪気を祓う効力があるとし、世の中に広めさせた。
襖の絵は四季が描かれています。
春:白っぽいのは桜ではないかと思います。
夏:左にある木々が青々としているのがわかるでしょうか?
秋:もみじの紅葉がきれいです。
冬:雪がつもっています。
欄間:透かし彫りです。夏はとても涼しいそうですよ。すばらしい技術ですね。
天井:矢羽根を表現。楠美家の家紋でもあり、武士の縁起物でもあります。
ランプ:ローラーがついているので、引っ張ったり緩めたりすると高さが調節できるようになっています。なるほど☆賢い!!
現在は冬季閉館中です。4月からの開館を、どうぞお楽しみに。
<関連記事>
特派員:きゅうさんのレポートもご覧ください☆
春までおやすみ 築120年 楠美家住宅
楠美家住宅
青森県五所川原市大字持子沢字隠川695-4
津軽自動車道五所川原I.Cより青森方面へ車で10分
狼野長根(おいのながね)公園の隣です。
開館時間:午前9時~午後4時
休館日:12月1日~3月31日(冬季閉鎖)
入館料:無料
五所川原市にある「楠美家住宅」の後編です。
タイトルどおりですが、楠美家住宅の客間がすごいよ!というレポートです。
前編は「お宅訪問@五所川原市・楠美家住宅(前編)」をご覧ください。
下の写真ジョイ(常居)の中央右手がその中座敷:藩の供侍(ともざむらい)の控え室です。
入って左手に見えるのが、下の写真:鍾馗(しょうき)様の襖(ふすま)です。右手に破魔の剣を持ち、左手で八苦を抑える姿。部屋の角で守ってくれているそうです。
<ウィキペディアより>
鍾馗の縁起については諸説あるが、もともとは中国の唐代に実在した人物だとする以下の説話がよく流布している。
ある時、唐の6代皇帝玄宗がマラリアにかかり床に伏せた。
玄宗は高熱のなかで夢を見る。宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。玄宗が大鬼に正体を尋ねると、「自分は終南県出身の鍾馗。武徳年間(618-626年)に官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付く。感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせた。その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿だった。玄宗は、鍾馗の絵姿には邪気を祓う効力があるとし、世の中に広めさせた。
襖の絵は四季が描かれています。
春:白っぽいのは桜ではないかと思います。
夏:左にある木々が青々としているのがわかるでしょうか?
秋:もみじの紅葉がきれいです。
冬:雪がつもっています。
欄間:透かし彫りです。夏はとても涼しいそうですよ。すばらしい技術ですね。
天井:矢羽根を表現。楠美家の家紋でもあり、武士の縁起物でもあります。
ランプ:ローラーがついているので、引っ張ったり緩めたりすると高さが調節できるようになっています。なるほど☆賢い!!
現在は冬季閉館中です。4月からの開館を、どうぞお楽しみに。
<関連記事>
特派員:きゅうさんのレポートもご覧ください☆
春までおやすみ 築120年 楠美家住宅
楠美家住宅
青森県五所川原市大字持子沢字隠川695-4
津軽自動車道五所川原I.Cより青森方面へ車で10分
狼野長根(おいのながね)公園の隣です。
開館時間:午前9時~午後4時
休館日:12月1日~3月31日(冬季閉鎖)
入館料:無料