職人の手仕事は、見ていて気持ちの良いものです。
「手打そば扇屋」のレポート
本格そばなら@手打そば扇屋(おうぎや)
そば打ち実演@手打そば扇屋(おうぎや)
に続き、今回は鍛冶屋の「鉄工房アール」さんを紹介します。
「鉄工房アール」代表の石戸谷昭治(いしどや あきはる)さんは、もともと建築業に携わっていらっしゃいました。15年ほど前に鍛冶屋として事業を立ち上げています。
手すりや門扉、看板など幅広く受注・製作していて、中でも人気なのは表札。上・下の写真ともにステンレス素材です。
近くで見てもとてもきれいな仕上がりで、手作りでここまで仕上げるには相当な技術が必要だろうと想像します。
デザイン、製作、設置まで一貫したサービスが提供できる、東北でも数少ない本格的な鍛冶工房です。この日は、鉄製階段の手すり部分を製作していらっしゃいました。
下の動画は、手すりの柱に、ねじりの装飾をつけているところです。鉄を真っ赤に熱して、力いっぱいねじります(動画:約2分)。父子の息ぴったり!
反対側からもねじり、このようなきれいな模様が出来上がります。
息子さんでありもう一人の職人である石戸谷将史(のぶひと)さんは、マドラーやスプーン・フォークなどのテーブルウェアも製作しています。
薔薇の花びらや葉っぱの表面など、細かい部分までとても繊細に作られています。
このかわいらしい2種類のりんごは、ペンダントヘッドです。新幹線開業に際し、青森県から「青森らしいお土産を」という依頼があり、完成した作品です。
どちらも、2010年12月青森駅隣にオープンした「A-FACTORY」にて販売されています。
鉄を加熱し、ひとつひとつハンマーで叩いて形作る技法:ロートアイアン(日本では鍛鉄・錬鉄といわれる)は、既製品とは違いオリジナルの一品を作ることが出来ます。
薪ストーブから門扉までみごとな芸術作品で、石戸谷さんのセンスがキラリと光っています。「鉄工房アール」さんのwebサイト上で、これまでに完成した作品が数多く紹介されていますので、ぜひご覧ください。
このほか、カスタムカー・バイクも受注していて、2011年には関東でのイベント出展も決まっているそうです。「鉄工房アール」の名が全国に知れ渡る日も、そう遠くはなさそうです。工房では、繁忙期でなければ鍛冶体験もさせてもらえますよ。
特派員きゅうさんの「A-FACTORY」のレポートもぜひご覧ください。
<鉄工房アール>
住所:青森市駒込蛍沢48-81
電話:017-744-1558
営業時間:8:00-17:00
定休日:日曜日
URL:http://www.tetukobo-r.jp/
コメント一覧