リンゴの国でリンゴのお酒づくり。津軽の自然に抱かれた美味しさ
青森といえばリンゴ。そんなリンゴの名産地弘前で繊細で美しいリンゴのお酒
が生まれています。それがニッカの“シードル”です。
お酒が飲める方なら、一度は必ず目にしていると思います。この小さな瓶の中
にはリンゴがきゅ~っと詰まっているんですよ。
シードルって??
シードルとはりんごを原料にしてつくられた醸造酒のことで す。
《仏:シードル cidre 》 《英:サイダー cider》 と読みます。
ニッカではフランスのシードルを参考に、日本人の味覚に合う、糖分・香料・
着色料を一切加えない『リンゴ100%の果実酒』を開発。独自の製法と品質へ
のこだわりが生んだ本物だけが持つおいしさ。手間と時間をかけたおいしいリ
ンゴのお酒です。
おいしさのヒ・ミ・ツ☆
シードルは津軽地方で栽培される品種である『ふじ』が主原料になっています。
リンゴの収穫期の9月~3月に1年分のシードルを作ります。リンゴの最も美
味しい時期に収穫されたものを使用するのでフレッシュで自然の甘みのある
お酒がつくれるというわけです。
自然志向で低アルコール、低カロリーのシードルは女性にも人気で、現在では
結婚式の乾杯などの場でも親しまれ、美しくスタイリッシュなお酒として人気!
世界でも親しまれている cidre ♪
世界各地のリンゴの産地にも美味しいciderがあるようです。代表的な地域を紹
介してみます。
フランス : ブルターニュ地方とノルマンディー地方のものが、とくに知られて
います。シードルを蒸留するとブランデーが得られ、有名なものに
は「カルヴァドス」があります。19世紀末ごろまではヨーロッパで
は衛生上生水を飲むことが大変危険なこととされたので幼児の
うちからこれを飲んでいたとか。
スペイン : カンタブリア山脈一帯でシードラが作られてきました。これらの
地域では祝祭の場にシードラは欠かせませんでした。しかし、地
元原産のリンゴ栽培が減少したために、外国産リンゴ果汁と混
ぜてシードラが作られるようになりました。
イギリス : 無名ブランドのものは非常に安価で売られていて、口当たりもい
いことからアルコールを飲み始めた10代の労働者階級の子供が
飲む最初のアルコールとしてポピュラーです。
北米 :衛生的な飲料水が手に入りにくかったことから、ヨーロッパ人の入
植者がリンゴ酒を醸造してよく飲んでいました。
ケベック州のオルレアン島では、冬季にリンゴ100個から1本のアイ
スシー ドルが作られています。
ドイツ :フランクフルトのリンゴ酒が有名です。こちらはアップフェルヴ
ァインと呼ばれフランス産のシードルとは区別されており、フラ
ンス産のものとは味も異なります。 特に発泡の具合がきめの
細かいフランス産に対しこちらは大粒なのが特徴。
日本 :第二次世界大戦後に青森県弘前市の吉井酒造がフランス人技術者を招いて
醸造したのが最初とされています。
♪ ニッカ弘前工場 操業50周年 ♪
ニッカ工場の詳しい歴史については↓↓↓こちらをご覧ください。。。
【ニッカ弘前工場の歴史】
アサヒビールグループのシードルづくりは、1957年に発売された『アサヒシードル』
(ニッカ・シードルの前身)が源となっており、2007年で50周年を迎えました。本年
はニッカ弘前工場操業50周年の年に当たりますが、次の50年、100年に向けて
美味しい青森県のりんごを原料とした新しいシードルの開発をどんどん進めていく
そうです。楽しみですね~☆
アサヒシードル時代の貴重な初期デザインが展示してありました。
個人的にこのデザイン大好きです☆
グリーンビンの時代もあったんですよ。ご存知の方はなつかしいでしょう!
こうしてみるとシードルも変化を遂げて時代を生きてきたのだと感じます。
さてさて、いよいよ(後編)では工場内へ潜入したいと思います。お楽しみに。
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