魅力No.1268


こだわりの津軽塗~弘前市津軽塗商工業協同組合~

 青森の伝統的な塗り物といえば津軽塗。

津軽塗といえば、キラキラ輝く唐塗 や、七々子塗が有名ですね。 

他の塗り物などに比べると多少お値段は張りますが、お箸や御盆、お椀など、

青森県内での家庭では必ずあるんじゃないかな?と思います。

 

今回は、創業明治40年の『弘前津軽塗商工業協同組合』さんで、

津軽塗のお箸の製作工程を取材させていただきました!!

 

 こちらは唐塗の工程の途中のお箸です。

唐塗というのはこのように

うねうねっとした模様の津軽塗の事を言います。

 

下地の色を付けて、模様の仕掛けをして、色を付けて、そうして磨いているうちに

先に付けてあった模様が浮き出てきます。

 

 

ここから、更に上に色を重ね、重ねては磨き…を何度も繰り返して、

独特の色と模様を浮き出させて行きます。 

塗って磨いて、また塗って…と、津軽塗のお箸の製作工程は

全部でなんと34工程!!

ずらーっと並ぶ塗りの工程表を見せていただきました。すごい!!(◎o◎:)

 全国に塗り物は様々ありますが、

ここまで塗りと磨きを追求するのは津軽塗くらいだそうです。

“馬鹿丁寧”な製作工程が、『津軽の馬鹿塗り』と呼ばれる所以です。

妥協を許さない、津軽の職人のこだわりを感じます。

こちらは七々子塗の工程で、漆を塗ったあとに菜種を付けて乾かしています。

この菜種の付いた跡が、後々に小さな円の模様になってゆきます。

 

七々子塗りの模様はどうやって付けているのかずーっと不思議だったのですが、

この、プチプチの小さな輪っか模様は、こうやって付けていたのですね(・。・)

七々子塗りもまた、塗りと磨きを繰り返して仕上げてゆきます。

 

生まれも育ちも青森の私ですが、身近なものって案外、

どうやって作っているか知らないものですね。

青森伝統の塗り物、という認識はありましたが、

こんなに手間ひまのかかるものだったとは(@_@;)

お箸でしたら荷物にしてもかさばらないですし、

 ぜひ青森の伝統をお土産に買ってみてほしいです(^◇^)

 

 店舗の方に、いくつか気になった商品がありましたのでご紹介します♪

合鹿椀  1P ¥18,900

普通のお椀より、ちょっと小ぶりで使いやすいサイズです。

唐塗なのですが、黒×単色の組み合わせが珍しい!

若い世代に受けそうなシンプルでカッコいいお椀です(^v^)

茶べら ¥1,155

小さくて可愛い林檎の形の茶べらです♪

ちょっとしたプレゼント等をするときに、アップルティーの茶葉と一緒に

贈ったりしたら素敵だと思いますよ(●^o^●)

弘前商工業協同組合さんに併設されているショールームでは、

全商品20%offで販売されています。販売時間はAM9:00~PM5:00まで。

ぜひお立ち寄りくださいませ(^O^)/

弘前津軽塗商工業協同組合さんホームページ→  http://www.tsugaru-nuri.com/

青森県弘前市西大工町82−1

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