青森の伝統的な塗り物といえば津軽塗。
津軽塗といえば、キラキラ輝く唐塗 や、七々子塗が有名ですね。
他の塗り物などに比べると多少お値段は張りますが、お箸や御盆、お椀など、
青森県内での家庭では必ずあるんじゃないかな?と思います。
今回は、創業明治40年の『弘前津軽塗商工業協同組合』さんで、
津軽塗のお箸の製作工程を取材させていただきました!!
こちらは唐塗の工程の途中のお箸です。
唐塗というのはこのように
うねうねっとした模様の津軽塗の事を言います。
下地の色を付けて、模様の仕掛けをして、色を付けて、そうして磨いているうちに
先に付けてあった模様が浮き出てきます。
ここから、更に上に色を重ね、重ねては磨き…を何度も繰り返して、
独特の色と模様を浮き出させて行きます。
塗って磨いて、また塗って…と、津軽塗のお箸の製作工程は
全部でなんと34工程!!
ずらーっと並ぶ塗りの工程表を見せていただきました。すごい!!(◎o◎:)
全国に塗り物は様々ありますが、
ここまで塗りと磨きを追求するのは津軽塗くらいだそうです。
“馬鹿丁寧”な製作工程が、『津軽の馬鹿塗り』と呼ばれる所以です。
妥協を許さない、津軽の職人のこだわりを感じます。
こちらは七々子塗の工程で、漆を塗ったあとに菜種を付けて乾かしています。
この菜種の付いた跡が、後々に小さな円の模様になってゆきます。
七々子塗りの模様はどうやって付けているのかずーっと不思議だったのですが、
この、プチプチの小さな輪っか模様は、こうやって付けていたのですね(・。・)
七々子塗りもまた、塗りと磨きを繰り返して仕上げてゆきます。
生まれも育ちも青森の私ですが、身近なものって案外、
どうやって作っているか知らないものですね。
青森伝統の塗り物、という認識はありましたが、
こんなに手間ひまのかかるものだったとは(@_@;)
お箸でしたら荷物にしてもかさばらないですし、
ぜひ青森の伝統をお土産に買ってみてほしいです(^◇^)
店舗の方に、いくつか気になった商品がありましたのでご紹介します♪
合鹿椀 1P ¥18,900
普通のお椀より、ちょっと小ぶりで使いやすいサイズです。
唐塗なのですが、黒×単色の組み合わせが珍しい!
若い世代に受けそうなシンプルでカッコいいお椀です(^v^)
茶べら ¥1,155
小さくて可愛い林檎の形の茶べらです♪
ちょっとしたプレゼント等をするときに、アップルティーの茶葉と一緒に
贈ったりしたら素敵だと思いますよ(●^o^●)
弘前商工業協同組合さんに併設されているショールームでは、
全商品20%offで販売されています。販売時間はAM9:00~PM5:00まで。
ぜひお立ち寄りくださいませ(^O^)/
弘前津軽塗商工業協同組合さんホームページ→ http://www.tsugaru-nuri.com/
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