魅力No.1555


『沼崎観音』 in東北町

小川原湖伝説物語登場人物の父「橘中納言道忠公」を

祀っているとされる『沼崎観音(ぬまざきかんのん)』

小川原湖伝説物語:

1300年ほどの昔、世の無常をはかなみ都より行方不明となった父を捜す二人の姉妹の姿がありました。諸国を巡り、北の果てにある湖のほとりに辿りつきました。そこで、二人は捜し求める父がはかなくも亡くなっていることを知りました。姉の玉代姫は、悲しみのあまりに湖に身を沈めてしまいました。妹の勝世姫も後を追うように湖に身を沈めてしまいました。姉・玉代姫の沈んだ湖を「姉沼」と呼び、妹・勝世姫の沈んだ湖を妹沼(現在の小川原湖)と呼びます。

沼崎観音:

都での争いから出家した道忠は、ここ小川原湖畔に庵をむすんでいたがこの地で没したという伝説がある。観音堂の由来は不詳であるが、1750年代以前に創立されたといわれている。七戸作田の神社から始まる七戸南部三十三番札所の三十二番札所として巡拝され、広く名の知れたお堂である。堂内に諸願成就之所1758年(宝歴8)4月吉日の西国、板東(関東)、秩父の巡礼札や、堂再興の寛政年間の寄進者名の札がある。七戸や上北町内の士族、別当をはじめ町内、旧大深内、天間林、六戸、三沢、沼崎などの120余名の名前が並んでおり広範な信仰圏を示している。

観音堂のすぐ隣には樹齢650年というイチョウの木がありました。

青森県上北郡東北町大字大浦字沼端

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