魅力No.1685


三沢の中に 世界の魅力

2011年、3月15日、火曜日。

まるで、今にも雪が降り出しそうな、曇天の三沢市に、春はまだ遠く感じられました。

大地震と、大津波が、東北から関東沿岸の街の幸せを飲み込んでから、

丸5日が過ぎました。

個人で、寄付をしたくても、どうしたら良いのか、状況も、方法も、全然分からず、

途方にくれて居た時に、仕事場の方から、

ツイッター上に、三沢市の大型スーパーの出入り口で、

外国人の女性たちが、本日の夕方4時まで、寄付を募っている、という情報を教えてくれました。

とにかく、自分の家から、寄付したい荷物を持ってきて、急いで行ってみました。

その情報通り、美しい方たちが、段ボールに必要なものを書いて、

極寒の中、寄付を呼びかけながら、立っていました。

本当にいるのか、分からないで行ったので、実際にいらっしゃって、驚きました!

英語が上手く話せないながらも、

何処まで荷物を運んでくれるのか?

誰がどうやって運んでくれるのか、尋ねてみたところ、

三沢市には、米軍基地があるのですが、

そちらにお勤めのご主人さまが、今夜、軍で、仙台市に荷物を運んで下さるとのことでした。

遠くの国から、遥々三沢に来て、御自分たちも、大変なことが、沢山あることと思うのに、

困っている日本人に手を差し伸べてくださる優しさが、

心の奥に染みわたりました。

何度も「有難う」と、涙して、言うと、

優しくハグをして下さり、

「こちらこそ、有難う。泣かないで。」と、

言って、下さいました。

ご自分の気持ちで、出来ることから、行動をされている国際人の方々と、

三沢市でお会い出来たことに心から感謝致します。

皆さまに、荷物と共に、心のギフトが届きますように。

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