魅力No.2031


ぬるり。じゅんさい。

じゅんさいって?

ハゴロモモ科。多年生の水生植物。

古来から食され、かの万葉集でもぬなは(沼縄)として歌に詠まれています。

わが情ゆたにたゆたに浮ぬなは辺にも奥にもよりかつましじ

誰か訳してくださいw


つがる市木造で生産されるじゅんさいは他県のものに比べ赤味がない青じゅんさい。
ぬるぬる成分も豊富なのです。

昔は全国の沼で採れましたが水質の悪化に伴い今では限られた地域でしか育たなくなりました。

岩手県:Cランク(存続基盤が脆弱な種)
宮城県:準絶滅危惧
栃木県:絶滅危惧II類(Bランク)
埼玉県:絶滅
千葉県:最重要保護生物
東京都:絶滅
神奈川県:絶滅
新潟県:絶滅危惧II類
富山県:希少種
石川県:絶滅危惧II類
福井県:県域準絶滅危惧
長野県:準絶滅危惧
静岡県:準絶滅危惧
大阪府:要注目
鳥取県:絶滅危惧II類
島根県:準絶滅危惧
徳島県:絶滅危惧I類
香川県:準絶滅危惧
愛媛県:絶滅危惧II類
長崎県:絶滅危惧II類
熊本県:絶滅危惧IA類
大分県:絶滅危惧II類
宮崎県:絶滅危惧IA類
鹿児島県:絶滅危惧I類
沖縄県:絶滅

絶滅とか恐ろしや。水質一つをとっても青森県の偉大さに気付きます。

収穫時期は6月~8月。ベンセ湿原あたりでは小舟がプカプカ浮かんでおります。

コメント一覧

  1. じゅんさいは、いっつも親戚からいただいて当たり前のように食べてましたが、絶滅危惧になりつつあるとは(驚愕!)お汁や煮物結構我が家は食べてるよ♪当たり前と思ってる「誇れるもの!」まだあるんだろうね~。気づかず普通に食べれるとこが魅力だね~。「よしっ!友達にじゅんさい送ろうっと!」今だに自慢してなかった自分が恥ずかしい・・・

    ピコロモンド

    2012.09.03


    • あのぬるぬる加減はヤミツキです。
      瓶詰めで長期的に味わえるのも嬉しいですよね!

      さとちゃん

      2012.09.04


  2. 相変わらずいい記事書くなあ。
    面白かったです。じゅんさい食べたい!!

    くろしゃちょ

    2012.08.23


    • コメントありがとうございます。
      久しぶりの投稿に四苦八苦してますw
      魅力発掘はやっぱ楽しいですね~^m^

      さとちゃん

      2012.08.23


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