魅力No.2037


子ども人間将棋@おいらせ町

おいらせ町で第27回全国将棋祭りが8月18日にみなくる館で開催されました。
おいらせ町は、「将棋の町」として有名で、この「全国将棋祭り」は将棋ファンにはたまらないイベントです。

そのメインイベントが、子ども人間将棋!!
おいらせ町の子どもたちが、将棋の駒に扮して熱戦を演じます。

この対局は、全国小学生倉敷王将戦に出場する、おいらせ町代表と青森県代表のアマチュア小学生と、プロ棋士が組み、プロアマ交互に指していきます。プロと一緒に指せるということで、作戦タイムがあったり、一緒に悩んだりと、子どもたちにとっては夢のような舞台です。

ちなみに、全国小学生倉敷王将戦には、全国の都道府県代表1名が集まる全国大会ですが、おいらせ町は故大山康晴十五世名人とゆかりがあり、特別においらせ町に1名枠があり、青森県からは2名が出場できます。

お揃いのTシャツを着て、出番を待つ紅組。暑いけど頑張れ~☆

どーん、どーんと、太鼓の音と共に、出陣です。
この大きな将棋マットは、23平方メートルもあるそうですよ。

「えいえい!おー!」
掛け声とともにいざ対局!

こちらが今回対局するみなさんです。
左(紅組):日本将棋連盟・行方プロとおいらせ町代表山邊くん。
右(白組):日本将棋連盟・村山プロと青森県代表川村くん。

解説は、倉敷市大山名人記念館 名誉館長(日本将棋連盟)有吉 九段ほかの方々です。
この解説がなかなかおもしろくて、私はひそかに毎年楽しみにしています。

今年の対局は、お互いサイドから攻めてくる熱戦でした。
終盤になると、白紅駒が入り乱れます。

勝敗は白が勝ち。「えい、えい、おー!」の掛け声と共に終了です。
今回は、すべての駒が動いた!ということでした。

2日目の19日は、
「大山名人杯第二十期 倉敷藤花戦おいらせ対局」
「第23回 大山十五世名人杯 争奪将棋大会」が行われました。

将棋大会には、町内外、全国から集まります。
子どもたちの参加も多いです。暑い中でしたが、じっくり取り組んでいました。

ロビーでは、プロ棋士との多面指しがあります。
プロ棋士に直接指導していただけるので、将棋の腕を試したい方にはとてもよい機会ですね~。
約6名くらいを一人で相手するのですが、ひとつひとつの盤を覚えていて、私はとーてもびっくりしてしまうのですが、見ているだけでも勉強になって面白いです。

子どもたちには、力強い言葉をかけてもらえるので、ものすごい刺激になります。

最近は、将棋をすると“頭がよくなる”、“行儀がよくなる”と、子どもに(親に?)人気だそうですが、大人も子どもも、みなさん将棋漬けの1日でした。将棋好きには“たまらん”まつりですね。
将棋を指せない私は、どうぶつ将棋を1回やるだけで頭ぱんぱんになり、暑いのでますます敬遠したいところが、次から次へと相手を変えて将棋を指しているみなさんには、すごいなぁとただただ感心です。。。

おいらせ町では、将棋の普及に取り組んでいます。
おいらせ町の名誉町民となっている、故大山康晴十五世名人の来町がきっかけとなっており、大山将棋記念館には、名人ゆかりの貴重な将棋資料や棋界の資料などを数多く展示されています。
将棋教室も開催されていて、町の多くの子どもたちが腕を磨いています。

将棋に興味のある方であれば、ぜひ一度おいらせ町にお越しいただければと思います。

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