いまや “青森市民のソウルフード” とも言われている 『味噌カレー牛乳ラーメン』。
実は、今から約40年以上も前から食べられていたことをご存知でしたでしょうか?
今回、誕生当時の話を聞かせてくれたのは
味噌カレー牛乳ラーメンを作り続けて40年!
青森市街地にある【味の札幌 大西】で店主をする大西 文雄さん。
『味の札幌 大西 』は“ 味噌カレー牛乳ラーメンの元祖 ” とも言われています。
終始笑顔で、当時を語る大西さん。
この笑顔から、『味噌カレー牛乳ラーメン』への愛情が伺えます。
――――――――――――― 味噌カレー牛乳ラーメンの歴史 ――――――――――――
~ 1968年 ~
北海道の札幌ラーメン横丁で人気のラーメン店「満龍」を営んでいた佐藤清さん(故人)は
「全国に、自慢の味噌ラーメンの味を伝えよう」と東京進出を目指す。
途中で降り立った青森があまりに居心地が良く、そのまま青森にて「味の札幌」を開業することに。
しかし当時の青森では、ラーメンの種類としてその地位を確立していなかった味噌ラーメン。
翌年には、「満龍」の常連客だった大西文雄さんを青森に呼び、
青森市民に受け入れてもらえよう試行錯誤し、次第に一定の評価を得るようになる。
~ 1970年代 ~
「味の札幌」は当時、本店(現存せず)と松竹店(現・味の札幌大西の前身)の2店舗体制で営業。
中でも松竹店は映画館内のテナントだったため、中高生に大人気の店だった。
好奇心旺盛な中高生の間で、いろんな組み合わせでラーメンを食べることが流行。
中には、コーラ、ケチャップ、マヨネーズなどのさまざまな注文があった。
~ 1970年代中頃 ~
ある日、ひとりの高校生が注文した、「味噌」「カレー」「牛乳」のラーメン。
これが、店も驚くほどのおいしさで、中高生を中心に口コミで広がり
あっという間に客の間で話題に!
~ 1978年 ~
最初はメニューにはなかったが、佐藤さんも認める味となり、正式メニューへ!
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↓誕生以来、青森市民に愛され続けてきたソウルフード『味噌カレー牛乳ラーメン』
「味噌カレー牛乳ラーメン」と聞くと、合わなそうな組み合わせですが、
一口食べると、本当に不思議!
「味噌のコク」に、「カレーの刺激」「牛乳のまろやかさ」「バターの風味」が絶妙なバランスで調和され、本当においしいんです!
青森に足を運んだ際は、ぜひ歴史を感じながら味わってみてください。
『味噌カレー牛乳ラーメン』は、青森市内の5店舗で提供されています!
詳しくは青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会HPもご覧ください。
◆味の札幌 大西◆
住所:青森県青森市古川一丁目15-6
営業時間:11:00~21:30(L.O)
電話番号:017-723-1036
定休日:年末年始