昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定された【弘前ねぷたまつり】は
毎年8月1日~8月7日に開催される青森を代表する夏祭り。
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【ねぷたの歴史】
農作業が忙しく暑さ厳しい夏期に襲ってくる睡魔を追い払い、
さまざまな災いや邪悪を水に流して村の外に送りだす「農民行事」から生まれたと言われている。
【語源】
「眠り流し」→「ねむた流し」→「ねむた」「ねぷた(ねぶた)」と転訛。
「ねぷた」と「ねぶた」はどちらも起源は同じですが、方言の違いから分かれたものと言われている。
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祭りの先陣をきり、力強い響きで弘前ねぷたを盛り上げる
「津軽情っ張り大太鼓(つがるじょっぱりおおだいこ)」。直径3.3m。
伝統ある豪華絢爛な「組ねぷた(人形型)」。
日本の武将の武勇伝などを題材にした
勇壮で色鮮やかな武者絵が描かれた「扇ねぷた(扇型)」。
↓鏡絵(前)
↓見送り絵(後)
鏡絵の雄姿と見送りの幽玄さが対照的なのが特徴。
高さ9メートル近い大型ねぷたの信号機や電線をかわしていく姿は、見応え充分!
大小約70台の勇壮華麗なねぷたが「ヤーヤドー」の掛け声とともに弘前市内を練り歩く様子は、見る者に幻想的なひと時を与えてくれます。
―津軽の夜空に響き渡る「ヤーヤドー」の掛け声
― 夏の暑さを吹き飛ばすように響き渡る涼しげな笛の音色
― 力強く響く太鼓の音
見る人の心に強く刻まれる夏の音。。。
「残したい“日本の音風景”100選」にも認定されている「弘前ねぷたまつり」。
そこには日本人の心を揺さぶる風景がありました。
是非、「弘前ねぷたまつり」を生で見て、
津軽のアツい夏を感じてもらえればと思います!
こちらの動画は2013年に撮影されたものです。
≪弘前ねぷたまつり≫
会期:8月1日~8月7日(曜日に関わらず毎年同日)
会場:■8月1日~8月4日:土手町コース 19:00~
■8月5日・6日:駅前コース 19:00~
■8月7日(なぬか日):土手町なぬか日コース 10:00~