三沢にはお客さんのことが大好きなお店がある。そのお店は、昭和27年から
66年間営まれている三沢市で唯一の、昔ながらのせんべい屋である。
その名は「なりけん」。
長年残り続けるワケを求めて3代目の奥さんに話を聞いた。
このお店は地域の人に愛されている。主に年配の女性に利用されている。また、三沢ならではの外国人の来店もあるそうだ。
インタビュー中に突然…
ガラガラ
ガサッ
ドサッ
チャリン
と、手慣れた様子で嵐のように去っていった男性がいた。
その後…奥さんに聞くと、常連のお客さんの様で買うものもいつも同じだそうだ。
せんべいは、14種類の豊富なバリエーションが楽しめ、そのうち7種類は手焼きだという。
「長年、保ってきた作り方で、お客さんが喜ぶ味にしたい。」と、奥さんは言っていた。
そのために、気候によって調合を変えるなどの工夫もある。
新商品についても聞いた。
最近、作られたカボチャ味は、種の栄養価が高く、体にも良いということから作られたそうだ。
先代が、試行錯誤して作ったせんべいに加えて、新たな味も生み出し続けている。
今回、インタビューしてみて「なりけん」が唯一残り続けるワケは、お客さんを大切にし、”昔ながら”にこだわり続けてきたからである。
今は、せんべいの他にも、ジャムなど様々な商品がある。
奥さんも、明るく迎えてくれるので、みなさんも、一度足を運んでみては、いかがでしょうか。
なりけん
住所 青森県三沢市桜町1-1-34
tel 0176-53-2214