今回は五所川市飯詰にある、日蓮宗のお寺『妙龍寺』山門におわす仁王様のレポートです。
デフォルメ化されてます。怖さは半減です。
お寺に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神。悪を断ち切る"憤怒の表情"というよりは少しお困りのご様子です。
阿形様、怒りの表情を顕にして守護していらっしゃるのですが、どこか隙があります。
相対する吽形様もお困り。阿吽の呼吸でお困り。
悪を断ち切りきれないから、『う~~ん』とこの表情。
内に秘めた怒りは、ストレスになりますよ吽形様。
すぐ裏山は飯詰城跡(別名高楯城)
東側主郭にある樹齢430年の松の木です。この飯詰城は、初代津軽藩主津軽為信の津軽統一に最後まで抵抗したお城です。落城したのは1588年だそうです。この松の木は落城時からある計算になります。落城時の怨念が残っているのか、毎年落城の日が近づくと城の周囲に怪異な事が起きるという話もあるそうです。
あっ、妙龍寺の仁王様はそれでお困りなんでしょうか?
飯詰城の詳しくいお話は
http://joukan-tamashy.web.infoseek.co.jp/joukan/aomori/iidume/iidume.html
をご覧になってください。
妙龍寺のすぐ近くには飯詰稲荷神社があります。
毎年12月31日大晦日に行われる「飯詰稲荷神社裸参り」も有名です。
「サイギ、サイギ」のかけ声とともに裸の男たちが約500m練り歩き、五穀豊穣を祈願して神社へ供物を奉納します。
五所川原市のイベント情報はこちら、
http://www.goshogawara.net.pref.aomori.jp/16_kanko/kankoindex.html
五所川原市飯詰地区にある「妙龍寺」の位置です。