道の駅みさわ斗南藩記念観光村にある、『先人記念館』をご紹介します。
この『先人記念館』は、1872年(明治5年)に、日本で初の民間洋式牧場を開設した元会津藩士・旧斗南藩少惨事であった廣澤安任をはじめ、この地域の発展に尽くした人々を顕彰し紹介しています。
ここは、古くから名馬の産地として有名で、その最大の牧場が「木崎の牧」として知られています。その「木崎の牧」と洋式牧場の祖となった廣澤安任の功績を顕彰し紹介した常設展示の他、多方面の分野が楽しめる企画展を開催しています。
今回は、9月26日(日)まで開催中の『吉田初三郎 鳥瞰図展 ~小倉秀彦コレクション~』を観賞してきました。
大正の広重
『吉田初三郎』さんってご存知でしょうか?私は全く知りませんでした。こちらの学芸員である堀内さんに説明していただき、とてもとても興味を持ってしまいました☆
このような鳥瞰図を大正から昭和初期にかけて描いた鳥瞰図絵師の第一人者で、「大正の広重」と称されています。鳥瞰図だけではなく、ポスターなども手掛けており、さまざまな画風で描いており、まさにマルチクリエーター。
ネットで調べたところ、鉄道省国際観光局の依頼で『吉田初三郎』が描いたポスター「Beautiful Japan(美しき日本)」(昭和5年)に、フジヤマ、サクラ、ゲイシャガールが描かれ、それが欧米へ伝わり日本のイメージとなったそうです。
飛行機がメジャーではない時代に、このような図が描けるのはすごすぎます。また、観光や地理の特徴をとらえ、大胆なデフォルメを施した独特の図は、ためいきもの。。。色彩もとても美しく、見ていて飽きませんでした。
地図好きの方は必見です!!
館内の解説や、知りたいことなど、学芸員の堀内さんに聞くと、もっともっと知る楽しさを教えていただけます。利用には、入館料一般:100円、小・中学生:50円ととても安く、毎週土曜日は小中学生のみ無料のサービスがあります。
思わず、ひとめぼれして「十和田湖鳥瞰図(復刻版)」購入してしまいました。。。
そしてそして!!それだけではありません!
八戸市と深い深いつながりがあるのです。
日本各地を歩いた『吉田初三郎』は、種差海岸を“日本一の海”と呼び、別邸兼アトリエ「潮観荘」を建て本拠地としました。種差海岸を名勝指定に大きく貢献したといわれています。
そんな吉田初三郎さんを魅了した、種差海岸。
改めて見てみたい、、、と種差海岸へ行ってきました。
続く。
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